場面緘黙症の記事はコチラ

母乳育児でノイローゼ!赤ちゃんの体重が増えないのは母親のせい?

赤ちゃんの手

私が長女を出産したのはもう8年以上も前のこと。

今も昔も変わらずに言われ続けているのは、母乳育児がいかに大切かということですが、大切であることは分かっていても理想と現実は違うんですよね。

新米ママの大半は出産という大イベントで頭がいっぱいで、おそらくその先に待っている育児にまでは気が回らないことだろうと思います。

出産がゴールでないということに気付くのは、キレイにしてもらった赤ちゃんが戻ってきて、初乳を与えるとき。

「え?いきなり何…。何が始まるの!?」

とプチパニックに陥るんですが、助産師さんは当然のことのように言います。

乳を出せと(笑)

そしてここから長く続く大変な子育ての幕が上がるのです。

助産師によって教え方が違うので戸惑うことも

出産した安堵感に浸っていられるのなんて、本当に束の間です。

1日に何回も助産師さんがやってきて、母乳の含ませ方を教えてくれるんですが、一番最初って本当に勝手が分からず苦労します。

助産師さんによってもやり方が違うので、昨日の担当の方が教えてくれたやり方をやんわりと否定され、もう頭の中がゴッチャゴチャ…。

睡眠も取れないし、赤ちゃんはずっと泣いているし、お腹や会陰切開の傷は痛いし、もう私の好きにやらせてくれー!ってか休ませてくれ-!…と叫びたくなることしばしば。

次女の時は軽くブルーになり、窓から見える真っ青な空を見ていたら、ポロポロ涙がこぼれ落ちてきてどうしようもありませんでした。

けれど、どんな精神状態でも母となったら当たり前に赤ちゃんのお世話をしなくちゃなりません。

誰も自分の代わりはしてくれないんですよね。

お父さんがおっぱい出るんならいいですけど、出ませんものね(^^;)

産院によっても違う母乳育児のあり方

長女を出産したときは直後に母体トラブルに見舞われ、緊急手術をしました。

そんなわけで、出産した病院とは別の総合病院で入院生活を送ったのですが、こちらの病院では助産師さんが定期的にミルクを運んできてくれるシステムでした。

胸がパンパンに張って、引き裂かれるんじゃないかってくらい痛かったんですが、私も長女もまだ慣れないために、あふれ出る母乳は長女の口に入る前に顔面に噴射状態。

やっと含ませることが出来ても吸い付きが浅いために、乳首が痛くてどうしようもなく、結局張りは解消されずに搾乳して捨てるしかありませんでした。

そして、やっとお乳が楽になったと思った矢先にお腹をすかせた長女の泣く声。

母乳を捨ててミルクを与える、というよく分からない状態で入院生活を送ってしまいました。

長女の時は乳頭の切れも酷く、時々乳腺が詰まってガチガチのしこりのようなものが出来たりもして、精神的に辛かったのを覚えています。

乳首を保護するためのシリコン製のガードのようなものを使ったり、せっせと搾乳して冷凍保存(専用パックを購入して)したり、なるべく母乳をあげるようにはしていましたが、夜は普通にミルクを与えていました。

ところが、夜に何度も起こされてミルクを作るのって、結構大変なんですよね。

枕元にほ乳瓶、お湯と白湯、計量した粉ミルクを2回分ほど用意しておくんですが、日によって3回起きることもあれば4回起きることもある。

ほ乳瓶を洗浄消毒して粉ミルクを計量し、お湯を作って…。

赤ちゃんは我慢出来ずに大泣きするので、翌日仕事の夫が起きて抱っこであやさなくちゃならないので、もうみんな寝不足状態。

乳首が切れて痛い思いをするくらいならミルクを与える方がマシ、と思って長女の時はずっとこんな感じでやってきましたが、あるとき祖母に言われた言葉が胸に突き刺さりました。

母乳育児はラク

祖母の家に遊びに行った際、母乳の出はどうなのか?という話になりました。

私は母乳の出は良かったのですが、吸わせ方が下手で乳頭が傷付いたり、その痛みを我慢するのに耐えられず、ミルクにばかり頼っていたら乳腺にしこりが出来たりとトラブル尽くしでしたが、その時はただ、

「母乳は出るよ」

とだけ答えました。

すると祖母が一言。

「母乳が出るんならいいねえ、ラクで。夜も乳吸わせていたら自然に寝てくれるから助かるでしょう?」

その言葉の意味が最初は上手く脳に馴染まなかったのですが、しばらくしてから妙に納得いく瞬間が訪れました。

そうか、そうだよね。なんでそれに気付かなかったんだろう…。

毎夜大変な思いをしてミルクを作っていたことが一瞬バカらしく思えてきました。

母乳が出るのに、痛みが怖くてひたすらミルクを作っていたなんて(-_-;)

祖母の言葉を聞いたことで考えが変わった私は、どうしたら上手に母乳を与えることが出来るのかを考え、乳頭の切れが改善されてからはなるべく母乳を与えるようにしました。

その結果、娘は添え乳で寝てくれるようになり、私もミルクを作る手間がなくなり、夜の授乳がとても楽になりました。

Sponsored Link

次女の時は母乳育児にこだわりたかったが…

次女、三女の時は母乳育児を推進している産院だったので、毎回担当の助産師さんの授乳指導がありました。

すでに長女の時に授乳を経験しているので、また1から教えられることには正直抵抗がありました。

いや、私のやり方はそうじゃなくて…って言いたい気持ちが山々だったんですが、若い助産師さんたちが一生懸命、「そうじゃない」「こうじゃない」「こうやった方がラクだ」と教えてくれるんですよね。

なんだかこの人たちの仕事奪っちゃ申し訳ないなと思ったら、「自分のやり方でやります」とは言い出せませんでした。

次女の時は産後高血圧を患ったり、精神状態が不安定になったりと、なかなか「自分」というものが思い通りにならない苦痛があって、ちょっとしたことで涙がこぼれてきました。

「なんで4歳の娘のいる母親に、ヘンな授乳方法教えるんだよ。肩がこってどうしようもないよ…」

とかなりひねくれちゃっていましたが、そんな状況の中でもこちらの心境を分かってくれている助産師さんはいるんですよね。

「チョームさんは二人目だから授乳のやり方とか大丈夫ですよね」

と、簡単に授乳スタイルを確認するだけで、あとは好きにやらせてくれたので、なんだか救われる思いがしました。

本当に、2人産んでも3人産んでも他人に授乳タイムを見られるのって居心地悪いです。

慣れはするけど、まじまじと見つめられていたら落ち着かないんですよね(^^;)))

しかも緊張して胸汗ダラダラ…。

母乳育児を頑張ろう

次女妊娠中に妊婦健診でお世話になったドクターが、ずっと言ってました。

「母乳育児頑張ってみて。母乳ってのは赤ちゃんに最適に作られているんです」

「1ヶ月健診で体重の増えが悪いと言われて、ミルクを足してくださいって話になるかもしれないけれど、ミルクは足さなくていいです。1日に何回でもいいから赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてください。ミルクあげるようになると母乳が作られなくなっちゃいますから」

長女のときに乳頭トラブルで母乳をしっかりあげられなかったという後悔があったので、次女は完母で頑張るぞ!という意気込みがありました。

だがしかし!!

入院中すぐにパンパンに張っていた胸が、退院してしばらくしたら全然張らなくなってしまいました。

次女は吸い付いたまま少しも離れないので、もしかしたら母乳が足りてないんじゃ…。

そんな不安に駆られた私はミルクもあげようかどうかと悩んだんですが、ドクターの言葉があったので1ヶ月健診までは母乳で頑張りました。

そして危惧していた通り、1ヶ月健診で母乳不足を指摘されてしまいました。

次女の体重の増えが平均より悪いから、母乳で育てたい気持ちは分かるけれど、ミルクも考えてみてください。

確かそんな感じのことを言われたと思います。

私のこだわりのせいで次女は栄養失調だったのかしら…と思ったら、気が気でなくなり、完母の夢はそこでついえました。

三女はほぼ完母で頑張った

三女の妊婦健診でも、次女の時と同じ母乳推進派のドクターから健診のたびに言われました。

「母乳育児頑張ってみてね」

「1ヶ月健診では体重の増えが悪いと必ずミルク足せって言われるけど、足す必要ないですよ」

次女の時に経験し、確かにこのドクターの言う通り、ミルクを足したら母乳の出は悪くなりました。

なので、三女の時は何を言われても完母で頑張るぞ!という意気込みでいました。

1ヶ月健診ではちょっとだけ平均より体重が少ないと言われましたが、このまま母乳を続けてくださいと言われたので、安心して母乳だけで頑張りました。

胸の張る感じがないから母乳が足りていないんじゃないか?と思いがちですが、張りがなくなるのは、自分の子供の必要としている量をホルモンが把握したからなんだそうです。

でも乳首からなかなか離れないとやっぱり足りてないのでは?と考えてしまいます。

これも、母親に密着していることで安心感を得ている場合が多いとのことなので、早計にミルクを足すことは考えなくてもよいそうです。

母乳で育った赤ちゃんは体重の伸びが緩やかな傾向があるらしいので、周りからは色々と言われますが、著しく体重が不足しているというのでない限りは、母乳育児で頑張りたいですよね(^^)

何といっても、母乳には様々なメリットがあります。

  • 母親の獲得している免疫細胞を赤ちゃんに与えることが出来る。
  • 乳幼児突然死症候群の予防。
  • 顎の発達を促す。
  • 母親と密着することで安心感、信頼関係を築ける。
  • アレルギーの予防。
  • 豊富な栄養素が母乳には含まれている。

ほぼ母乳で育てた三女は体重の増えこそ緩やかでしたが、発達に問題はなく、高熱が出るような風邪はまったくひきませんでした(1歳の冬にインフルエンザに罹患したのが初めての大きな病気でした)。

ちょくちょく風邪や高熱にやられていた長女、次女と比べると強いな~という印象があります。

これも混合と完母の違いなんでしょうかね(^^;)

Sponsored Link

母乳の出をよくするために

妊娠中と同じように、カフェインはあまり取らないようにしていました。

脂っこい食事や糖分の多い食べ物は母乳がドロドロになって乳腺炎を引き起こすこともあるらしいですが、甘いものはなかなかやめられませんでしたね(-_-;)

食事内容を制限することでストレスをためるくらいなら、好きなものをバランス良く食べていればいいかな、という考えでした。

しかし母乳オンリーで育てていると、どうしても栄養が足りているかどうかが気になってしまいます。

そこで私は産院でも提供されていたタンポポ茶を飲むようにしていました。

タンポポコーヒーというのもあるのですが、茶とコーヒーの違いは、

  • タンポポ茶…たんぽぽの根、茎、葉が使われている。
  • タンポポコーヒー…タンポポの根だけが使われている。

だそうです。

タンポポ茶は母乳の量や質を良くすることで有名なので、取り入れているお母さんが多いことと思います。

しかしそれだけにとどまらず、鉄分、ビタミンB2も多く含んでいる上に、ホルモンバランスを整える働きもあるため、生理不順更年期障害の改善にも良いらしいです。

完全母乳育児を目指しているけれど、自分の母乳の質が気になるというお母さんは、ぜひ取り入れてみてくださいね(*^_^*)

母乳が出るようにサポートをするお茶【母なるおめぐみ】

 

応援よろしくお願いします!
↓↓↓

育児ランキング