感染性胃腸炎の1つ、ノロウイルスに感染すると、激しい下痢と嘔吐に見舞われます。
頭痛を伴ったり微熱を伴ったり関節炎を伴ったり、強烈な胃痛に見舞われる場合もあります。
家族の中で一人が発症すると、あっという間に感染が広まり、気が付いたら一家全滅…という恐ろしい事態に(゜Д゜)
食べ物が摂れなくなり、もう排出するものなどなにもないのに、差し込むような腹痛が絶えず襲ってくるのでトイレから離れられなくなります。
胃の中が空っぽになっているのに吐き気がおさまらず、最終的には緑色の胆汁しか出てこなくなります。
ちょっと良くなってきたかな、と思って調子に乗って何か食べると、激しい胃痛に悶え苦しむことになります。
…ゴホンッ。
私、ノロウイルスに詳しいでしょう?
はい。経験者でーす!!(^O^)
目次
新型ノロウイルスが大流行
2016年12月現在、ノロウイルスの一医療機関当たりの患者数が、13都県で警報レベルの20人を超えたそうです(°Д°)
しかも今流行しているのは、遺伝子変異の新型ノロウイルス。
過去にノロに感染して抗体を持っている人でも、新たな遺伝子の別のノロということになるので、当然感染リスクは高くなります。
油断できませんよ!!。
特に抵抗力の弱い小さい子供や高齢の家族が罹患してしまった場合、重症化の恐れもあります。
まずは予防をしっかりして、日頃から免疫力、抵抗力を高める生活を心がけましょう!
ノロ対策はうがい、手洗い、マスクの着用
残念ながら、ノロウイルスには予防ワクチンがありません。
しかも有効な治療薬もないので、うつってしまった場合、対症療法になってしまうんですよね(T_T)
ノロって精神的にも肉体的にもすごく辛いです。
拷問のようにいつまでも痛みが引かず、上からも下からも同時に放出されるので袋が手放せません。
まだ0歳だった三女は軽く済んだので良かったのですが、2歳になりたてだった次女は症状が重く、部屋中に大量の吐瀉物をまき散らしていました。
長女にいたっては、もうろうとした中で汚れたパンツを放り投げ、汚物がトイレの壁にベシャッ…!!(お食事中の方ゴメンナサイ)
その汚物処理をした私も二日後くらいに発症してしまいました(泣)。
マスクを着用していたし、ちゃんと手も洗ったし、床はハイター消毒したんですけどね…。
ノロの感染力、侮れません。
小さい子供が感染すると見ていて可哀想だし、重症化するんじゃないかと始終心配だし、汚物も絶えず放出しているような有様なので、敷物や床の後始末も大変です。
しかも親も罹患してしまった場合、いったい誰が片付ければいいのー!!って状態になってしまいます。
幸い我が家の場合は、夫が一番最後の感染だったので全部任せていましたが、あれをノロ真っ只中の自分がやらなければならなかったら…と想像すると、もう言葉も出ません。
まさしく地獄の拷問状態…(-_-;)
となると、やっぱり大事なのは予防!!
一番有効なのは今のところ、うがい、手洗い、マスクの着用くらいしかないらしいです。
我が家ではインフルエンザ対策も含め、うがい薬でのうがいを慣行しております。
興和新薬の新コルゲンうがいぐすりは、水に垂らしても無色透明でユーカリの香りがするので、小さな子供でも抵抗なく利用できると思います。
我が家で使っているのもコレです。最近三女もうがいを上手に出来るようになってきたので、コップに数滴垂らしてガラガラやらせております(^^)
ユーカリには抗ウイルス、抗感染作用があります。
さらにスーッとした香りで口内もすっきりするので、殺菌されている感が強く、メンタル的にもいいです。
我が家では無印良品のアロマディフューザーにティートリーの精油を数滴垂らして、香りを部屋中に行き渡らせるようにしています。
ティートリー(ティーツリー)には抗菌作用があるので、空気中に漂っている病原菌をやっつけるのにも最適かな?と勝手に思っているのですが、実際はどうなんでしょう…。
もし効果がなかったとしても、その香りを嗅いでいるだけで安心出来るので、この冬は継続していきますよ-!!
もちろんユーカリ精油も抗菌作用に優れているので、使わない手はありませんね(^^)
この冬はうがい薬でうがい、丁寧に石けんで手洗い、外出時はマスクの着用、常に加湿を心がけ、抗菌作用のあるエッセンシャルオイルを部屋に漂わす!ってな感じで乗り切りたいと思います。
ノロにもやっぱりココナッツオイル
インフルエンザ対策、カンジダ対策としてココナッツオイルを生活に取り入れるようになって、だいぶ時が経ちました(もういつから使っているのか分からない…)。
調べたところ、ノロウイルス対策にもココナッツオイルっていいらしいですよ!
ココナッツオイル(ヴァージンココナッツオイル)に含まれている中鎖脂肪酸の中でも、ラウリン酸やカプリル酸は抗菌作用に優れていて、免疫系を強くする働きがあるようです。
きっかけはカンジダ対策でしたが、季節的にインフルエンザ対策、ノロウイルス対策にもなるので、一石三鳥!?かな^^;
もうここまで来たら、やれることは全部やる!って意気込みで挑まないと、敵は強いですよ~(~o~)
少しでも隙をみせたらやられます(゜Д゜)
我が家では長女がココナッツオイルに拒絶反応示しており、含ませるのが一苦労です。
そのまま口に入れるのも駄目、ヨーグルトに混ぜるのも駄目、お茶に混ぜるのもNGなので、半強制的にスプーンですくって口にねじ込んでいましたが、本人も私も毎朝のこのやり取りでかなりエネルギーを消耗してしまうので、おいしい食べ方を考えてみました。
最終的に、温めた牛乳にココナッツオイルを溶かし、そこにオリゴ糖をスプーン一杯垂らすという方法でなんとか落ち着きましたよ!
牛乳嫌いの長女ですが、これなら飲めるそうです。オリゴ糖の甘さのおかげかな(汗)。
出来ることはすべてやってもうつってしまったら
どんなに頑張って対策をしても、相手は目には見えない敵。
もし発症してしまったら、他の家族にうつらないように徹底して除菌をしていくよりほかありません。
ノロウイルスは乾燥に強いので、空気中のホコリなどに付着して浮遊します。
それを吸い込むのはもちろん、目、鼻などの粘膜からも体内に侵入してくるらしいので、吐瀉物の処理をする場合は、使い捨てのマスク、手袋、衣服を守れるナイロン製のエプロン(なければゴミ袋に穴を開けて頭からすっぽり被るのでもOK)、花粉症用のメガネを着用したほうが感染リスクを下げることが出来ます。
私と次女は同時発症でしたが、一番最初に罹患した長女のパンツからこぼれ出た便を片付けているとき、次女は私の背後で様子を見守っていました。
糞便からはだいぶ離れた場所にいたのに、私と同時発症…。
ということは、同じ空間にいる限り、空気に乗って漂いだしたノロからは逃れられないってことですね(゜Д゜)
…いやいや!逃れなくちゃならないんです。
ノロウイルスはエタノールなどのアルコール類ではなかなか死滅してくれません(まったく効果がないというわけではないみたいです)。
有効なのは次亜塩素酸ナトリウムでの殺菌。
最近はノロウイルス用にスプレーが販売されていますが、急を要する場合はキッチン用漂白剤を水で希釈してスプレーすればすぐに対処出来ます。
1リットルの水に対し、5%濃度の漂白剤(ハイターなど)を20ml加えれば完成です。
衣料や便座などに使用する場合は、1リットルの水に対し、4mlがベストのようです。
ただし次亜塩素酸ナトリウムは金属類には不向きなので、錆や色落ちを防ぐためにも、金属類はエタノール消毒にしたほうが良さそうです。
長女が敷き布団に嘔吐してしまい、なにも考えずに濃いめのハイタースプレーをしたら、見事に色落ちしました(^^;)
敷き布団って洗濯できないし、処置に困りますよね…。
シーツでうまく隠せるので別にいいんですけどね(笑)。
空気が乾燥しないように気を付ける
ノロウイルスは乾燥に強く、ホコリなどにくっついて空中に漂っているんです!
ということは、衣類に付着して別の場所に移動し、そこでさらに感染を拡大させるという事態も引き起こすんですよね。
もう気が狂いそう!書いていて嫌になってくる!って言うか、軽く胃がキリキリする~(-_-;)
皆さん、加湿は大事ですよ。
ぜひ加湿を心がけましょう。
でもちゃんと換気することも忘れないでくださいね。
加湿しすぎると、今度は忘れた頃に大量の黒カビちゃんに部屋を荒らされます…。
次回はノロウイルス感染一家の戦いの記録をお伝えできればと思います(ホントか!?)。
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