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帯状疱疹の痛みはいつまで続くのか?原因と治療法について

前記事で長女と三女が水疱瘡に罹患してしまったという話を書きました。

ということで、今日は子供たちの水痘感染をきっかけに思い出した、夫の帯状疱疹発症についてのお話です(笑)。

最初に現れる症状

夫が左腕に違和感を覚えたのは、昨年の夏のことです。

最初はしびれのような症状が出てきたそうです。

あまりにもしびれが気になり、脳の異常(脳梗塞とかですね)を心配した夫は、翌日には病院を受診しました。

しかし検査結果は異常なし。

脳梗塞だった場合はろれつが回らなくなったり、顔面にも麻痺が現れたりするらしいです。

脳の病気でないと知って安心しましたが、夫の左腕のしびれは良くなるどころか日増しに強く酷くなっていきました。

そしてしびれを覚えた日から二日後には、ポツポツと水疱が現れ始めました。

ここですぐにでも皮膚科を受診すれば良かったのですが、仕事を休めないということでしばらく放置してしまいました。

その結果、水疱が出てきた日から三日後、しびれが痛みへと変わり、ポツポツだった水疱が一瞬にして左腕全体に広がってしまったのです。

あまりの激痛に仕事どころではなくなり、休みを取って皮膚科を受診しました。

皮膚科のお医者さんは一目見て、

「これは帯状疱疹ですね」

と言ったらしいです。

皮膚科医さんはすぐ分かるんですね。

でも初期症状はしびれだし、この時点で皮膚科に行こうという選択肢って残念だけど、なかなか持てないですよね(汗)。

一週間分の抗ウイルス薬や鎮痛薬(ロキソニンでした)をもらってこの日は終わりです。

しかし、薬を飲んでいるにもかかわらず痛みは少しも改善されず、皮膚科受診の九日後、あまりの激痛に耐えられなくなった夫は、死人のような顔で私に言ったのでした。

片腕もぎってしまいたい

痛みで夜はまともに睡眠をとることも許されません。

そういう精神状態に陥った夫の気持ちは痛いほどよく分かりました。

ペインクリニックの受診

午前2時、夫は悶え苦しんでいました。

子供たちはまだスヤスヤと心地よい寝息をたてています。

腕を抱えて身体を前後に揺らしながら、しんどそうに一点だけを見つめている夫に、精神的な限界が近付いてきていることは明らかでした。

見ているほうも、痛みを半分もらってやれればな…と思うくらい酷い状態でしたので、

「救急車呼ぼう!」

私はスマホを取ったのですが、丑三つ時にサイレンを鳴らされたら近所迷惑になるから、と夫はそれを固辞。

自分で消防署に連絡を入れ、色々とアドバイスを受けていました(最寄りの病院の情報とか聞いていたようです)。

そして一睡も出来ずに朝を迎えたのですが、あいにくの日曜日。

病院はどこも休診です。

インターネットで色々調べて、ペインクリニックを標榜している病院を探し、休日診療で受診することにしました。

神経ブロック注射が効果があるという情報を得たためです。

高速道路を利用して街中のよく分からない道をナビを頼りに車で走り(もちろん運転は私)、ようやくペインクリニックにたどり着きました。

しかし、休日なので痛みを遮断するブロック注射は出来ないという残酷ともいえる宣告。

結局皮膚科でもらったのと同じ鎮痛剤を処方され帰ってきました。

ようやく近所の別の病院でブロック注射を打つことが出来たのはその二日後のことです。

さらにその二日後に二回目のブロック注射。

そのまた二日後に三回目を打ちに行きました。

ブロック注射はよく効いたようですが、それでも痛みがなくなることはなく、夜も眠れないということで睡眠薬も処方されました。

薬の力を借りてではありますが、睡眠を取れるようになったことで夫の体調は少しずつ上向きになっていきました。

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帯状疱疹後神経痛という怖い症状

ウイルスの攻撃によって神経が傷付いてしまうと、後遺症として帯状疱疹後神経痛というものになってしまいます。

これになってしまうと慢性の痛みが数年~一生続くらしいです。

しかも夜も眠れないほどの激痛ですよ。

想像しただけでも気分が悪くなってしまいますね。

でも、帯状疱疹を発症して二週間から一ヶ月の間に神経ブロックを行えば、この恐ろしい神経痛になるのを防ぐことが出来るそうです。

我が家の夫も発症から十六日後のブロック注射だったので、間に合った…って感じです。

しかし夫に言わせれば、今でも疲れたときや湿気が多い日には腕に痛みが出るそうです。

帯状疱疹後神経痛は免れたけれど、わずかながら神経には傷が付いてしまったということでしょうかね…。

そもそも帯状疱疹とはどんな病気なのか

ここで帯状疱疹についてまとめてみたいと思います。

 

帯状疱疹水痘・帯状疱疹ウイルスが体内の神経節に潜んでいて、免疫力低下や過労、ストレスなどを期に活動を始め、皮膚や神経を攻撃しながら増殖する

症状:しびれ、水疱、強い痛み、帯状に広がる赤み。身体の片側に出る。

原因:加齢、怪我、病気、ストレス、手術、日焼け、など

発症年齢:40歳以上で発症することが多いが、ストレスや過労によって20~30代で発症することもある。10代で発症するケースも

治療方法:抗ウイルス薬、ビタミン剤、鎮痛薬、胃薬など。痛みが激しい場合はブロック注射

水疱瘡と同じウイルスが神経の中に潜んでいて、こちらの免疫力が落ちた機会を狙って、何十年も経ってから表に出てくるだなんて、なんて恐ろしい病気なのでしょう。

大人になってからの帯状疱疹発症を防ぐためにも、水痘の予防接種は適切な時期にちゃんと受けておくのが賢明ですね。

しかし、我が家の三女のケースのように二回接種していても感染してしまうということもあります。

予防接種をしたから安心というわけではありません(残念)。

赤ちゃんや妊婦さん、お年寄りにうつさないためにも、発症してしまったら完治するまでは静かに自宅安静を致しましょう。

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結局夫の発症理由は何だったのか?

帯状疱疹を発症する原因は上記したとおりですが、この中に「日焼け」という言葉が見て取れるかと思います。

実は腕のしびれを訴える前日、夫は炎天下の中、外での仕事があり(普段は屋内で働いております)、半日直射日光を浴びていました。

日焼け止めクリームを塗るという考えもないんですよね…。

紫外線を浴びまくった夫の腕や首裏、顔面、ふくらはぎは今まで見たこともないくらい真っ赤っかに日焼けしていました。

もう半分やけどの域ですね。

服を着ている部分以外全部焼けていたのですから、だいぶ広範囲の日焼けです。

そしてその翌日にはすぐに異変が現れました(腕のしびれ)。

おそらくというか、だいぶ高い確率で帯状疱疹を発症した原因はこの日の日焼けだったのではないかと思います。

調べたところだと、日焼けが原因にはならないという意見もあるようですが、紫外線を浴びすぎることで免疫機能が抑制されてしまう、という考えもあるそうです。

なので、外出の際は日焼け止めクリームの塗り忘れには注意!ですね。

 

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