子供が成長し、晴れて小学校入学。
今までの育児を振り返り、辛いことも嬉しいことも沢山あったけれど、本当にこの日を迎えられて良かった。
まだランドセル大きいな…。お友達沢山出来るかな。楽しい学校生活が送れればいいな…。
なんてしみじみしているのもつかの間。
入学早々始まるPTA役員選出。
PTAは任意加入のはずなんですが、どういうわけか気軽に辞退出来ない雰囲気が漂っていますよね。
っていうか、ほとんどの学校は半強制的に加入させられているんじゃないかと思います。
これだけ世間で問題として取り上げられているのに、一向に改革の気配を見せないPTAという組織。
今の学校の体勢には疑問しかわき上がってきません。
なぜ子供の成長を素直に喜ばせてくれないのでしょう?
何かが根本から間違っている
PTAだけに限った話ではありませんよ。
ブラック部活問題だってそうですよね。
知り合いの高校生のお子さんが吹奏楽部に入っているんですが、なんでも強豪校らしく、部活動が終わる時間は8時近くらしいです。
それから後片付けをして家にたどり着くのはななな、なんと!10時近く(゜Д゜)
顧問の先生もプレッシャーとの戦いなのかもしれないけれど、もうちょっと家で待っている家族の心配とか配慮出来ないものでしょうか?
…って、こういう言い方には語弊がありますね。
先生方だってハードワークを強いられているんです。
身も心もボロボロになって、うつ病を発症してしまうケースや、家族と過ごす時間が削られることによる家庭崩壊。
国も改善に向けて動き出したみたいなニュースは見ましたが、果たして本当に代わっていくのでしょうか?
このままだと「教師」になりたい!っていう人、いなくなりますよ…。
なったとしても、思い描いていたものと現実とのギャップが激しすぎて長続きしないんじゃないかな…。
―――
話がPTAから逸れてしまいました(^^;)
我が家の娘の通う小学校では、PTA役員に6年間で一度は必ずなってもらうといった内容のプリントを配られました。
よって、高学年になると仕事内容が忙しくなるからという理由で、低学年のうちにさっさと役員を済ませてしまおうと思っている親御さんが多いです。
学級委員や文化委員などの選出の際には立候補する人が沢山おり、ちょっとしたジャンケン大会状態です(^^;)
学校側から6年間で原則一度は…なんていうプリントを配られたら焦っちゃいますが、逆になんでこのような内容のプリントが配られるのか?ということを考えてみると、この組織を存続していくことへの限界を感じずにはいられません。
積極的な人ばかりであれば、このようなプリントは必要ないはずです。
結局のところ、大半の親はPTA活動には後ろ向きなんです。
けれど、誰も「やめた!」とは言えない空気がある…。
仮に勇気を持って脱退したとしても、その親は長いこと変わり者扱いを受けることになるでしょうね。
こういう状態ってどうなんでしょう?
内実はPTA活動に消極的な親が集まった組織(中にはやる気満々の親もいることでしょうけれど…)。
そんな組織が動かす学校行事。
根本から何かがおかしい、と思うのは私だけでしょうか?
子供会って何だ?
はい。次は子供会への疑問で参りますよ~。
こちらも教頭先生から言われました。
「原則全員加入です」
入らないと登校班に混ぜてもらえないんです。
こちらも任意加入のはずですが、娘がたった1人で登下校しなくちゃならなくなったら可哀想すぎるので、是も非もなく加入…。
そしてわき上がった疑問。
仮に加入しなかったとして、集団下校などの場合、未加入の児童の扱いはどうなるのでしょう?
子供会に入っていないから、キミは下校班には混ざれないよ。そこに1人ぽつんと立ってなさい。
整列の際、先生はそうおっしゃるのでしょうか?
実際問題、教育者の立場でこのような辛辣な態度を取る先生なんていないとは思いますが、理屈に基づいたらそういうことですよね…。
そしてもう一つの疑問。
子供の登校時の安全のために、保護者が横断歩道に「交通安全」の旗を持って立つという当番があるんですが、小さい子供がいて近くに頼れる親がいない家庭にとってはほぼ拷問に近いです。
運悪く雨降りの時に当番に当たったことがあるのですが、旗振り担当の横断歩道まで結構距離があり、車で行っても停める場所がないので、小さな次女三女を連れて歩いて向かいました。
当時まだ三女は小さかったので、私の背中におんぶ。
次女には子供用の傘をささせ、私は片手に傘、もう片手には旗。
児童が横断歩道を渡るたびに、3歳の次女の手を離し、旗を掲げなければなりません。
私が横断歩道に立つと、
「ママ、まって~」
と傘をさすのもまだおぼつかない次女がテクテク付いてきます。
付いてこなくていいよ、そこにいて!と言っても、付いてきちゃいますよね。
工場が近くに沢山ある場所なので、大型トラックも普通に通っているし、危険極まりありません。
手を繋いでいたくても旗と傘でふさがっていて身動きが取れず、次女がいつ私の側から離れるか分からないヒヤヒヤで、胃の辺りががモヤモヤ。
そして気が付くと、背中の三女は雨に濡れてビチョビチョ…。
なのに泣きもせず私の背中でジッと静かにしているんですね。
寒いのと得体の知れない孤独感で涙が出てきそうになりました。
どうしてこんな思いしなくちゃならないんだろう。
なんで私たち、こんなに濡れているんだろう…。
万が一車が突っ込んで来たなんてことがあったら、私とチビ2人は、登校児童の命を盾になって守ったってことになって、みんなに称えられるのかな…。
みんな泣いてくれるのかな?
仮にそうだとしても、長女と夫はきっと許さないだろうな…。
夫の怒りはどっちに向けられるだろう。
不注意に妻と幼い子供二人をひき殺したドライバーにだろうか?
それとも情け容赦のない子供会という組織にだろうか?
でも大変なのは私だけではありません。
同じく3人の子供がいて、親が遠方にいるので下の子たちを預ける先がないというママ。
役員の方に相談していました。
「まだ下の子が小さいので、2人だけで留守番させることは出来ないんですけれど、どうしたらいいでしょう」
おそらく、そのママは誰かに代わってもらうことを期待していたのだと思います。
しかし役員の方から返ってきたアドバイスは、
「コンビニに車停めて、エンジンを切って鍵をかけておくっていう方法しかないんじゃないかな。うちも下の子が小さい頃はそうしてたの。心配だけど、仕方がないよね」
端で聞いていた私は、ビックリして目ん玉が裏返るかと思いました。
何なんだこの世界は…。
車で子供が寝てしまったから、その間に急いで用事を済ませちゃおうってときでも、心配と不安で気が気でないのに、普通に起きている子供をコンビニに停めた車に閉じ込めて、自分は少し離れた横断歩道に立っていなくちゃならないなんて…。
いったい子供会って何なのでしょうか?
町内会の意味が分からない
最後は町内会の疑問。
私たちが入っているアパートには3世帯が住んでいるのですが、町内会に入っているのは、我が家だけ。
近所のおばさまに、ゴミ出し場の話をそれとなーくされ、流れで入らなければいけない雰囲気に…。
ゴミステーションを人質に取られたら、その後ゴミ出しが苦痛になっちゃいますもの、断れないですよ。
お隣さんたち、よく断ったな~。それともお誘い受けてないだけなのかしら?
それでもって、春になると組長なる人が集金にやってくるんですけれど、これがビックリするほど高い!!
以前住んでいたアパートは年間3000円で、不動産会社から自動的に引き落とされていたんですが、それでも高いと思っていました。
しかししかし、新しい土地の町内会費は5000円!!
アパートの住人だからという理由(?)で、町内での行事のお誘い等まったくないんですが、いったいこの高額な会費は何に使われているのでしょう…。
これ以上に純粋な疑問ってないですね(^^;)
まさか、町内会役員の旅行代や宴会代なんてことはないだろうけど…。
ゴミステーションに堂々とゴミを捨てられる代金が5000円、とでも思っておきましょうか(苦笑)
まとめ
色々と愚痴をこぼしてしまいましたが、私がメンタル強くて、話すのが上手で、自分に余裕があって、能力もある母親なら、PTAも子供会も町内会もそれなりに楽しんで参加出来るんだと思います。
けれど、私は真逆の人間。
せめて口下手が改善されればなあ~と思っているんですが、本当にビックリするくらい言葉が出てこない…苦笑。
私の言葉の導き方法は、頭の中でそのモノを鮮明にイメージするところから始まるので、本当に厄介。
こないだなんて、次女の幼稚園の先生に「午前中病院に受診しなくちゃいけないからお休みします」って言いたいのに、「受診」という言葉がなかなか出てこなくて、自分でもビックリしました(^^;)
本当にこんな親にも役員って回ってくるんでしょうか??
その時がきたら、きっと私精神病んでしまってどうしようもなくなるんじゃないかな…。
仕事で忙しいということも、育児や介護で余裕が持てないということも、病気すらも断る理由として許されないっていうのが現状のようですし、なんだか昔の恐怖政治っぽくてかなり封鎖的、且つ時代遅れですよね。
人間が健全に生きる権利を奪う組織に未来なんてないと思うんですが、いやあ~続きますねえ…(^^;)本当に。
最後に。
5月に来日公演を控えているジャミロクワイのジェイ・ケイが、過去にインタビューでこんなことを言っていたそうです。
「人間として自分が属しているのはこの地球」
ルールに縛られて身動きが取れなくなっている日本人が、この言葉の意味を深く理解するようになれば、世の中は少しでも良いほうに変わっていくのかなって思います。
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