小麦粉などに含まれるグルテンがあまり体には良くないという噂は耳にしていましたが、ある本を読むまでは半信半疑でした。
私には小麦アレルギーはないし、大丈夫でしょ。実際に体の不調なんてないし。
という感じで、ほぼ毎日欠かすことなく食パンを食べていました。
しかし、内山葉子著『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』を読んで、アレルギー以前の話なんだなということが分かってかなりショックを受けました。
そのときの様子はこちら。
副鼻腔炎や鬱症状が改善?!『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』を読んでみた感想
といって、パンは体に良くないから徹底して排除するわよ!というスタンスにはなかなかなれないのが私の甘いところ。
だって、やっぱりパンはおいしい(・ε・` )
手触り触感共に魅力的。
だからたまには食べますが、1日1食だったライフスタイルは改めました。
それはある心配があったからです。
パンの依存性は幼い子供ほど強く現れる
三女はまだ幼稚園入園前なので一緒に自宅で昼食をとっています。
ほぼ毎日食パンの昼食だったのは、手軽さもありますが、三女が大のパン好きで、パンを切らすといつまでも「食べたいよ~!」と大騒ぎするから。
とにかく食パンへの情熱は半端なかったです。
今回パンを常食することに不安を抱きやめると決断したとき、三女は不満たらたらでした。
スーパーでベーカリーコーナーの前にさしかかると、人目もはばからずに「なんでダメなの~!」と大騒ぎ。
普段ものわかりが良い方なので私も困惑してしまいました。
そしてそれと同時に感じたのが、パンに依存性があるという話は本当だったのだということ。
三女だけではありません。
私自身も、やめると決めてから無性にパンを欲するようになっていました。
三女がもう少ししつこく食い下がっていたら、誘惑に負けて買っていたかもしれません。
とはいえまだ理性がありますし、意外と意志が強い方なので(笑)負けそうになりながらも、常食からは脱しました!
もう一月以上昼食で食パンは食べていません。
脱パン生活で感じたこと
まだ大きな変化は現れていませんが、1つだけはっきりと言えることがあります。
それは、パンを食べたいと思う気持ちがまったくと言っていいほどなくなったこと。
あの魅力的なスーパーのベーカリーコーナーも、三女と二人、今では素通りです。
三女の口からはこんな言葉も。
「もうパン食べたくなくなった」
苦しい時を脱するのは本当に辛かったですが、脱してしまえばあとは毎日が穏やかな日々です。
グルテンの依存性なんて知らずに生きていたこともそうですが、毎日子供に請われるがままにパンを与えていたこと、おいしいねと微笑み合っていたことが、今となるとちょっと苦い思い出です。
毎日パンを食べていて、本当にグルテンに依存性なんてあるの?!と半信半疑の方は、一度パン断ちをお試しください。
無性に食べたくて仕方がなくなります(^^;
そして2、3週間が経過すると、今までのはいったいなんだったんだというくらいパン求めていない自分に気付きます。
グルテンフリー醤油というのがあるらしい
お恥ずかしながら、醤油に小麦が使われていたことを知りませんでした。
大豆と塩だけで出来ていたのではないんですね(;´∀`)
しかし、小麦を使わないグルテンフリー醤油が売られているのだから、特に小麦はあってもなくても支障はないということでしょうかね。
今回見付けたのは、こちらの2つ。
左がイチビキの『小麦を使わない丸大豆しょうゆ』
右が伊賀越の『小麦不使用グルテンフリー醤油』です。
使われている原料。
どちらも、大豆、食塩、アルコールです。
イチビキの方には、遺伝子組み換え大豆は使っていないという表記が。(伊賀越の方も遺伝子組み換え大豆は使っていません)
これは安心できる!
内容量はイチビキの方が500ml、伊賀越の方が150mlです。
イチビキの方は醤油差しに入れ換えて使うタイプですね。
伊賀越の方は開け閉めしやすいキャップ付きで、そのまま使えます。
卵かけご飯で食べてみた
まずは伊賀越。
押すと出る密封ボトルなので、量が調整出来て使いやすいです。
さっそく食べてみると…。
普通の醤油と何も変わらない、正真正銘のお醤油ですね。
そしてイチビキ。
まずは醤油差しに入れ替えてみます。
こちらはダイソーの醤油差しです。
これにしてから液漏れがほとんどしなくなりました。
色も普通のお醤油。
味も醤油そのもの。
むしろ、香ばしさがあってこっちの方がおいしかったです。
ここまで来ると、小麦って何のために入っているんだろうという疑問が…。
調べてみると、小麦に含まれるデンプンが麹菌によってブドウ糖に分解されることで、醤油の香りを作りだしたり、旨味成分の元になるそうです。
小麦を含まない醤油はたまり醤油と言い、原材料は大豆と塩、麹で作られているそうです。
熟成期間が長いので、色が濃く味も濃厚な仕上がりになるんだそう。
グルテンフリー醤油の名称も「たまりしょうゆ」となっています。
むしろ、私はいつも使っていた小麦入りの醤油より、こっちの方がおいしいと感じました(^^)
グルテンの引き起こす中毒の恐ろしさ
私はカンジダ対策として、かゆみが出てきたときなどはパン食をしばらくやめるということを繰り返してきました。(イーストがカンジダ膣炎には良くないので)
それに振り回される形の三女は、どうしていつも食べてこられたパンが突然食べられなくなるのか理解出来ない様子で、「パン、パン、パン!パンがいい!」と泣き崩れるほどでした。
そして症状が収まると、母親がまた気まぐれにパン食を再開する。
大好きなパンがまた食べられるようになったことは嬉しいけれど、いつまた食べられなくなるのか分からない不安は、三女のパンに対する情熱をよりいっそう強くしたものと思われます。
今回常食をやめると決断し、実行に移してからは、三女のみならず私自身も大変辛い思いをしました。
なので、子供を混乱させないためにも常食をやめるとしたからには、徹底して取り組んでいかないといけないのかなと思っています。
グルテンの中毒症状のしくみは、モルヒネ中毒と似ているのだそうです。
グルテンが分解される途中でできるエキソルフィンが脳内に作用することで、モルヒネに似た幸福感がもたらされます。
それによってさらにパンが食べたくなるのですが、心配なのは、
脳や脊髄は、全身にかかわる特に重要な部分なので、必要な物質以外は簡単には入れないようになっています。これを「血液脳脊髄液関門」といいます。グルテンからできるエキソルフィンはこの関門を簡単に通り抜けてしまうので厄介です。
関門をくぐり抜けて脳に入ったエキソルフィンは、脳にある受容体(物質が作用するために細胞に結合するコンセントのような部分)と結合して、脳神経に作用します。それによって、小麦中毒の症状とともに、精神的な不安定さや神経の障害などを引き起こすのです。
本来簡単には入れないはずの脳、脊髄の関門を、エキソルフィンが通り抜けてしまうという現実。
単に、見た目がおいしそうとか、味が良いとか香りがどうのこうのということで「次もまた食べてみたい」となっているわけではないんですよ。
エキソルフィンのもたらす中毒症状がそうさせているんです…。
知らずにいたら、今も幸せな心地でパンを食べていたんだろうな(^^;)
けれど幼い子供がいる以上は、こういうことも知識としてしっかりと理解していく必要はありますよね。
とりあえず私は、毎日の食事としてパンを取り入れることはやめました。
パンはあくまでも嗜好品!
ケーキやドーナッツと同じく、ある程度の罪悪感を持ちながら食べる方に分類分けしましたよ~!
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