カンジダ膣炎を発症すると、かゆみ、痛み、灼熱感、大量のおりものに悩まされることになります。
初期治療をしっかやれば、だいたい2週間程度で不快症状も消え、普段の生活を取り戻すことが出来るでしょう。
しかし、タイミング悪く生理が始まって治療を一時中断しなければならなかったり、免疫力の低下が根底にあったりすると、そのまま慢性に移行という事態にもなりかねません。
私も次女妊娠中にカンジダを発症し、昨年の冬には辛い再発も経験しました。
本当に精神が参ってしまうくらい、カンジダの症状って辛いんですよね。
次女妊娠中も再発してしまったときも、私はちゃんと病院で治療をしていたのです。
なのになかなか完治には至らない。
そうなると病院通いもだんだん苦痛になっていってしまうんですよね。
そんなわけで途中で行くのをやめてしまいました。
目次
カンジダ症の改善を薬頼みにしていても症状は良くならない
このままでは夜もまともに眠れないし、日中もかゆみ痛みで気分が暗くなってしまうし、体よりも先に心がやられてしまうわ…。
本気で体質改善しなきゃ!
という思いがふつふつとわき上がってきて、自分なりにカンジダ膣炎について色々と調べてみました。
詳細は過去記事でどうぞ!
それらを実践していった結果、今では生理前にちょっとピリピリするくらいで、ほとんどカンジダの症状はなくなりました。
医療に頼らず、自分の力だけであの辛い症状をほぼゼロにまで近付けられたことは、驚きでもあり、喜びでもありました。
今なお慢性のカンジダ膣炎に悩まされている人は世の中に沢山いるはず。
そんな辛さの渦中で行き先を見失ってしまった人たちに、私の実践してきたことが少しでもお役に立てれば幸いです。
ということで、今日はカンジダ改善方法を余すことなく書いていきますよ-!
一応断っておきますが、これから書く対策は慢性カンジダでなかなか症状が良くならない人向けです。
急性カンジダ膣炎を患っている人は、何よりも先に医療機関での治療をしっかりしましょうね(^^)。
それではまいりましょー!
慢性カンジダ膣炎、外側からの対策
- デリケートゾーンはボディソープでは洗わない。
- スキニージーンズをやめる。
- 綿100%の下着にする。
- おりものシートはこまめに取り替える。
デリケートゾーンをボディソープで洗うのはダメ!
これは病院に行くとドクターに言われることが多いのですが、具体的にどういうことなのかというと、泡でゴシゴシ洗ってしまうと膣内の善玉菌(デーでルライン桿菌)まで一緒に洗い流してしまうことになります。
そうなると、本来酸性の膣内のバランスが崩れてしまい、カンジダ菌が増殖することになるんですね。
私はシャワーでサッと洗い流す程度にとどめていました。
それから、体を洗うときはボディーソープでは洗浄力が強すぎるので、使うなら固形石鹸を使うようにしてみてください。
スキニージーンズをやめる
スキニージーンズはしめつけが強いので、どうしても通気性が悪くなってしまいます。
カンジダ菌は湿った環境を好みます。
通気性をよくすることは本当に大切です!
幸いというか、今はガウチョやジョガーパンツといったゆったりめのファッションが流行っています。
ずっとスキニースタイルだったという人は、ここらへんでファッションスタイルを変えてみましょう。
通気性を良くするという観点から見ると、下着も綿100%のものに替えたほうがいいでしょう。
それから、しめつけの強いガードル等を着用している場合は、即やめたほうがいいです。
おりものシートはこまめに交換
おりものシートについては、蒸れるので使わないほうがよいとする意見もあるようですが、私は下着にカンジダ菌のはびこったおりものが付着するのが嫌だったので、使っていました。
その代わり、皮膚に不快感を感じたら即交換、トイレに入ったら即交換、というように、かなり頻繁に交換していました。
内側からの対策
- パンを食べない。
- 砂糖をオリゴ糖に替える。
- ヨーグルトを食べる。
- ココナッツオイルを1日にティースプーン2杯食べる。
- おやつは甘いお菓子をせんべいなどに替える。
- チーズや牛乳などの乳製品をやめる。
- 食用油はオリーブオイルに替える。
カンジダ対策はまずパンをやめるところから
パン断ちはカンジダ対策をする上では、真っ先にやらなければならないことです。
カンジダ菌とパンに使われているイースト菌はお仲間同士。
イーストが体内に入ってくると、カンジダ菌はそれを取り入れて増殖します。
それに、パンにはカンジダ菌のエサである糖分(砂糖)やグルテン(小麦)が使われています。
カンジダ菌の仲間やエサが入っていると思うと、次第にパンを食べたい欲も抑えられてくるものですが、それでも食べたいという人は、イーストフリー、乳化剤フリーのパスコの『超熟』あたりを選んでおけばいいと思います。
一応、イーストフードは含まれていないので。
腸内環境に良いオリゴ糖を摂る
カンジダ菌は糖分をエサにして増殖します。
それを断ち切るために上白糖からオリゴ糖に替えました。
一部情報によると、オリゴ糖はカンジダのエサにはならないようです。
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ヨーグルトで腸内環境を整える
ヨーグルトは、腸内の善玉菌を増やすために取り入れました。
特に乳酸菌の種類にはこだわらず(どの乳酸菌が自分の腸内環境に最適か分からないので)幅広く食べていました。
毎日三食取り入れるのは金銭的に厳しかったので、私は昼食時に食べるようにしていました。
それから、ヨーグルトは必ず無糖を選ぶようにしてくださいね!
ココナッツオイルの効能については過去記事ココナッツオイルはカンジダ撃退に効果あるって本当?で詳しく触れているので、ぜひ読んでみてください(^^)。
白砂糖や精製小麦はなるべく排除
お菓子は小麦粉が主原料のクッキーや、糖分の多いキャンディーやチョコレートをやめ、米粉が主原料のせんべいに替えました。
おせんべいって結構種類あるので、飽きずにおやつタイムを楽しめます。
ただし、塩分量が高いものもあるので食べすぎは注意ですね。
牛乳は嗜好品とらえる
乳製品ですが、特に私は牛乳が大好きで、毎日コップ2杯ほど飲んでいました。
カンジダ初期の頃は、「パンはやめても牛乳はやめませんからね!」と密かに思っていたのですが、症状が酷くなる一方でどうしようもなくなり、思い切って飲むのをやめました。
牛乳にはカンジダの成長を促す作用があります。今だから言えるのですが、パン断ちと牛乳断ちって、カンジダ症緩和においてかなり大きなウエイトを占めているんじゃないかと思っています。
オリーブオイルの効能に頼る
食用油は、サラダ油からエクストラバージンオリーブオイルに替えました。
オリーブオイルは抗酸化作用に優れているので、ココナッツオイル同様、毎日生活に取り入れています。
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生活の見直し
- 寝不足にならないようにする。
- 規則正しい生活を送る。
- 運動不足にならないようにする。
- 冷え性を改善する努力。
- 浅い呼吸をやめる。
- 自律神経のバランスを崩さないように、しっかりと朝日を浴びる。
カンジダを悪化させないためにとにかく寝る
カンジダ膣炎は腸内環境の悪化やバランスの乱れ、免疫力の低下などが原因で引き起こされます。
そう考えると、寝不足や不規則な生活は即改めなければなりません。
運動不足も便秘につながってしまうので、近い場所に行くときは車は使わずなるべく歩く、お店ではエレベーター、エスカレーターをやめ階段を使う、ということを意識的に行っていました。
それから冷え性。
冷え性は万病の元です。冷たい飲み物は一切摂らないようにし、夏でも氷は使いませんでした。冬は必ずネックウォーマーと腹巻きとレッグウォーマーを身に付けていました。
呼吸を整え体をアクティブにする
冷え性や自律神経のアンバランスを改善するために、私は呼吸法を意識的に生活に取り入れています。
パソコンやスマホを使っていると、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸法は道具を必要とせず手軽に出来る健康法なので、呼吸が浅くなっていることに気付いたら、その場で深呼吸を10回繰り返してみましょう。
体の緊張感がスッと解けていってリラックス出来ますよ!
それから、朝日をなるべく浴びるようにするってことですね。
自律神経の不調を招かないためにはとても大切なことです。
さいごに
体質を改善するのって、昨日今日で出来ることではないので、とても時間がかかり、本当にこの不快症状よくなるのかしら…と不安になってしまうこともあります。
それに、体質改善に取り組んでいる間もカンジダの症状は酷く、鬱々とした時間を過ごさなければなりません。
我慢出来ないときは迷わず医療機関を受診し、薬と平行して完治を目指すというのが最善ですね。
大切なのは、あきらめないこと。
一時はおりものに茶色い出血のようなものが混ざるくらい酷い症状に悩まされた私ですが、今はほぼ症状はありません。
しかし、少しでも不規則な生活をしたり、栄養バランスが崩れたりすると「やばいんじゃないかな…」というようなピリピリ感が現れることがあります。
そんなときは生活態度を改め、決して無理をしないように己に言い聞かせています。
今後またあの辛いカンジダの症状が出てきたら、今度は耐えられるかどうか分かりませんので(^^;)
2020年追記:慢性カンジダ膣炎を完治させて数年が経ちました。今振り返ってみて、完治にもっとも大切なことは、
- ボディーソープでゴシゴシ洗わないこと
- パンと牛乳、砂糖をやめること
- 睡眠不足にならないこと
なのではないかと思います。
とくにボディーソープは痒みがひどいとどうしてもゴシゴシと洗いたくなってしまうのですが、洗うなら固形石鹸で表面だけを優しく!がとても大事です。
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