先頃、夫婦そろって人間ドックを受けてきました。
今回は人間ドックシリーズ第1回目として、夫のピロリ菌陽性診断から治療までの流れをお伝えしていこうと思います!
まだまだ30代だし、人間ドックなんて必要ないよね~と検査日前日まで後ろ向きな私でしたが、今回の検査結果を受けてだいぶ考えが変わりました。
やっぱり30代40代は人間ドック、必要ですよ…。
ちょっとずつだけれど、確実に病の芽は育っています。
病とまでは行かなくても内臓機能が衰えていたりね(^^;)
手遅れになって後悔しないためにも、皆さん人間ドックを受けに行きましょー!
ピロリ菌の有無は内視鏡検査で分かる
人間ドックではある程度検査項目が決まっており、オプションとして検査を追加することも出来ます。
私も骨密度検査を別料金で追加しました(結果は異常なし)。
胃の検査は最初から項目に入っています。
主にX線造影検査(バリウム検査)と内視鏡検査がありますが、
私たちの行った病院では内視鏡検査のみでした。
20代の頃に一度やったことがあるのですが、胃の中にカメラが入っていく感覚って本当に苦しいんですよね(T_T)。
その時の記憶があるので、名前を呼ばれるまでは緊張と恐怖で体がガチガチでした。
でも順番が来ると、案外肝が据わるものです。
まず最初にすることは、椅子に座って液体の薬を飲むこと。
これは唾液や胃液の分泌を抑えるために飲むのだそう。
次に麻酔薬を口に入れ、ある程度ためたあとで飲み込みます。
しばらくすると口内がしびれたようになって、唾液を飲み込むのが困難になります。
そしていよいよ検査室に向かいますよ~。
窓一つない暗い室内には検査をするドクターと複数の看護師さんが待っていました。
病院によってはここで、胃の運動を止める鎮痛剤を注射するところもあるようですが、私たちの行った病院では行っていませんでした。
ドクターはベテランのオーラをまとった痩身のおじいちゃん先生。
口数少なく、「行きますよ」「はい終わりです」くらいしか喋っていませんでしたね。
看護師さんたちもそろって無口。
なんだ!?ここは(゜Д゜)…これから私、改造人間にされるんじゃないでしょうね!?ってくらいの不穏な空気に不安マックスでした。
20代の頃に受けた病院では、ドクターもナースも「うるさいよ!」ってくらい声かけてくれたけどな…。
そんな不満を抱きながらも、背中をさすってくれる無口な看護師さんの手の感触にちょっぴり感動したりもしました。
内視鏡が喉から胃の中に入っていくときは苦しみしかないのですが、さすがはベテランドクター。
私の内視鏡検査に対するマイナスイメージを払拭するくらい、処置が上手でした。
やはり、苦しみの強弱って医師の技術にもよるみたいですね(^^;)
ピロリ菌検査も一緒にするので、胃の組織も採取されました。
特に痛みなどはありません。
結果は当日のうちに教えてもらえます。
幸運にも私はピロリ菌ゼロ。
しかし、残念なことに夫のほうは陽性反応が出てしまったんですね…。
健胃家で大食漢で胃の不調などほとんど訴えたことのない人だったので、この結果は意外でした。
ピロリ菌感染の原因は
胃がんの原因の一つとも言われているピロリ菌。
放っておいていいことなんて一つもありません。
見つけたら即除菌をしなければいけないのですが、そもそもどこからどういう経路で胃の中に入ってくるのでしょう。
実は、詳しくは解明されていないのだそうです。
ただ、汚染された水や唾液、食べ物からの感染が有力なのではないかとのこと。
日本の高齢者の感染率が7~8割と高いらしいですが、これは戦後の上下水道の整備がまだ不十分だったためと考えられているようです。
そしてピロリ菌は唾液中にもいるので、感染した母親が口移しで子供に食べ物を与えたりすると、当然その子供も感染確率が高くなります。
虫歯菌の子供への移行を阻止するために、我が家では食器はみんな別々、口移しも一切していません。
しかし、夫は子供とのスキンシップでほっぺに頬ずりしたり口を付けたりってことを、よくしているんですよね(-_-;)
ピロリ菌感染するのはだいたい幼少期、5歳くらいまでらしいので心配は残りますが、時間は巻き戻りません。
まあ、スキンシップくらいでは感染はないと思いますけどね(^^;)
除菌の流れ
人間ドック終了後に除菌薬を処方されます。
- 胃酸の分泌を抑え、抗生物質が効きやすいようにするプロトンポンプ阻害剤
- ヘリコバクター・ピロリ菌を殺菌するペニシリン系抗生物質
- ヘリコバクター・ピロリ菌を殺菌するマクロライド系抗生物質
上記のような1種類の胃酸分泌抑制薬と、2種類の除菌薬です。
しかし、我が家の夫が処方されたのはラベキュアパック400という除菌薬が1種類だけ。
あれ?と思ってよく調べてみたら、3種類の薬がパックになってちゃんと、朝夕分かるように分けられていました。
内容は、
- サワシリン錠250(3錠)―ペニシリン系抗生物質
- クラリス錠200(1錠)―マクロライド系抗生物質
- パリエット錠10mg(1錠)―プロトンポンプ阻害剤
計5錠を1回分として服用します。
検査して薬を処方されたその日の夕食後に、早速服薬が開始します。
服薬期間は1週間。
心配なのは副作用ですが、人によって下痢、軟便になったり、反対に便秘になったり、過敏症(じんましん、発疹)が出たり、味覚異常が現れたりということがあるようです。
幸い、夫には副作用はなかったみたいです(^^)
ちゃんと薬を飲んでいれば、除菌率は約80%。
中には抗生物質の効きにくい体質の人もいるようなので、とりあえず、しっかりと用法用量を守って、7日間飲み続けることが大切ですね!
一次除菌失敗の原因は?
薬3ヶ月後、除菌ができているかどうかの確認のために、再び病院を受診しました。
結果はまさかまさかの失敗!!
「ウソでしょ~!?」
って感じですよね。だって、約80%は除菌に成功するんですよ…。
原因はなんなのか?と考えるまでもなく、なんとなーく分かっていました。
実は、1回分飲み忘れているんです(゜Д゜)
いつもより帰りが遅い日があり、22時近くに夕食を食べ終え、そのまますっかり薬のことを忘れて眠ってしまったんですね。
私も、自分のことなら「忘れないようにしないと!」ってなるんですが、人のことだとバタバタしているうちについ頭から抜け落ちてしまいがち…(-_-;)
それに、仕事の付き合いで何度か飲み会に参加していました。
ピロリ菌治療にアルコールは大敵なんだそうですよ!
ドクターからも「飲酒は控えるように」と釘を刺されて帰ってきたようです。
そして重要なことをもう一つ言われたそうです。
それは、
薬は絶対飲み忘れがないようにすること。
飲み忘れや自己判断での中止により、耐性菌が現れることがあります。
耐性菌は薬に抵抗性を持つようになるので、当然薬の効きが悪くなってしまいます。
ということで、夫の除菌失敗の原因をまとめると…
- 薬を一回飲み忘れた
- 除菌治療中、アルコールの摂取が何度かあった
- 人によっては、体質的に抗生物質が効きにくい人がいる。夫にもその可能性はある。
って感じですね。
そしてドクターから言われた言葉。
「ほとんどの人は1回で成功するんだけどねえ…。2回目までは保険適用で治療出来るんだけど、3回目からは保険適用外になるので、なるべく今回で終わりにしたいね」
らしいですよ(゜Д゜)
3回目は自費診療になっちゃうんです。
なんで!?って感じですが、大体の人はきっと2回目までで除菌成功するんでしょうね。
夫の2回目除菌の結果は、2月の診察で明らかになります。
結果が分かり次第、また記事に書こうと思うのでお楽しみに♡
2回目除菌では薬が変わる
二次除菌では薬が変更されました。
夫が処方された薬は以下の通り。
- 胃酸分泌抑制約…タケキャブ錠20mg(朝夕1錠ずつ)
- 除菌薬…フラジール内服錠250mg(朝夕1錠ずつ)
- 除菌薬…パセトシン錠250mg(朝夕3錠ずつ)
これを朝、夕食後に服用します。
二次除菌薬を飲み終えて間もなく、年末年始ということもあり、実家で沢山お酒を飲むハメになりました。
ほどほどにしておかないとね、と出発する前お互いに話していたのですが、ハッピーニューイヤーの雰囲気にはなかなか勝てず、夫はあおるようにアルコールを流し込んでいました(T_T)。
なので今から診察日が怖いです。
どうか成功していますように!!
除菌成功を願って取り入れたもの
ネットで調べると、ヨーグルトのLG21がピロリ菌除菌にいいということだったので、服薬にプラスして夫は毎日食べていました。
三次除菌だけは勘弁!なので、出来ることは何でも取り入れたいです。
それから抗菌作用に優れたココナッツオイル。
私はずっとカンジダ対策とインフルエンザ対策、ノロウイルス対策としてココナッツオイルを生活に取り入れています。
実はココナッツオイルもピロリ菌退治に効果を発揮してくれるのです。
なんでも、ココナッツオイルは天然の強力な抗生物質と言われているんだそうです。
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸の中でも、ラウリン酸が特に抗ウイルス活性に優れているとのこと。
しかも天然のものなので、抗生物質のように善玉菌まで殺してしまって、カンジダ菌異常増殖なんてことにもなりません(^^)
これが怖いから、私は抗生物質はなるべくなら飲みたくないと思っています。
カンジダ膣炎の症状は本当に精神が参ってしまうくらい辛いものです。
ピロリ菌もやっつけたいけど、カンジダになるのが怖い…と思っている人も少なからずいることと思います。
しかし、病院から処方された薬は必ず飲む必要があるし、どうしよう…。
そんなときは短期間で除菌が成功することに、まずは意識を傾けたほうがいいでしょう。
ヨーグルトLG21とココナッツオイルも治療薬の補助として取り入れてみる!ってことから初めてみましょう。
じゃないと、余計に抗生物質を飲む羽目になってしまいますからね!
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