次女妊娠中に発症したカンジダ膣炎は、結局臨月まで治ることはありませんでした。
妊娠初期からですから、蝕まれていた期間はとても長いです。
中には症状が軽いまま治ってしまう人もいるようですが、私の場合は痒み、痛み、おりものがすべてマックスでした。
幸いにも出産後はホルモンバランスが元に戻ったということもあるのか、徐々にカンジダ膣炎は快方に向かっていきました。
しばらくは小康状態が続いて、自分がカンジダに悩まされた日々は懐かしい記憶へと代わっていきました。
そして次女出産の一年後、私は三女を妊娠しました。
嬉しさの反面、すぐにカンジダのことが頭の片隅に蘇ってきました。
またなっちゃうかもしれない。
またあれに悩まされるんだ。
せっかく赤ちゃんが来てくれたのに、また私はマイナートラブルに頭の半分を持って行かれるんだ…。
憂鬱以外の何者でもありませんでした。
しばらくは戦々恐々とした日々を送っていたのですが、幸いにも三女妊娠中、カンジダが襲ってくることはありませんでした。
ああ…。やっと私はカンジダから解放されたんだ!
と思いながら、だいぶ油断しておりました。
今年の冬、懐かしのカンジダちゃんが戻って来て言いました。
「だいぶご無沙汰しちゃったわね。でも、私、返ってきたわよ…」
ホラーの幕開けです(-_-;)
目次
カンジダを消滅させたいけれど
今年の冬に戻って来たカンジダの症状は、今まで体内の片隅で力を溜め込んでいたのか?!と思うくらい、強烈なものでした。
丁度体調を崩していた時期だったということもあり、薬を飲んでいたし、免疫力もかなり落ちていたと思います。
婦人科で膣錠を入れてもらってもなかなか良くならないので、精神的にも参ってしまいました。
こんなんでは埒が明かない!と思った私は体質改善に取り組むことにしました。
それが功を奏してか、今は生理の前に痒みが出てくる程度にまで症状を落ち着けることが出来るようになりました。
どんな体質改善を試みたかはこちらでどうぞ。
しかし落ち着いたというだけで、カンジダ菌はまだ完全には消失していません。
風邪でもひいたら、それこそその隙を狙って我が物顔で増殖することでしょう。
時々思うんです。
世の中にはカンジダなんかの存在を知らずに生きていく人が沢山いるんだろうな。
そういう人は幸せだな…。
って。
でも、あきらめちゃいけませんよね。
私だって、あなただって、いつかはカンジダとは無縁の生活を送れる日がくるんです。
だってその権利が私たちにはあるし、そっちのほうが自然なんですから。
この身体は私たちのもので、幸せに、平穏に生きていくことは、当たり前のことなんです。
だから、一緒に敵を知りましょう(^o^)
そしてやっつけちゃいましょう。
カンジダのエサの1つ、グルテン
カンジダ菌は甘いものが大好きです。
それから発酵食品、加工食品、グルテンというたんぱく質、炭水化物が入っているパンなども腸内でエサにして増殖していきます。
グルテンは小麦粉(強力粉、中力粉、薄力粉)やライ麦に含まれています。
大麦に関してはグルテンを含まないとする説と、わずかに含んでいるという説があるようです。
今回は大麦の栄養とカンジダ改善について書いていきたいと思うので、私は大麦はグルテンを含まないという見解でいきたいと思います。
小麦で出来たパンを常食することの危険
パンは小麦粉で出来ています。
小麦粉はほとんどが炭水化物(100グラムあたり75グラム)。
カンジダはこの炭水化物の一種であるでんぷんが大好物なんだそうです。
そしてこの小麦にはもう一つの大好物、グルテンも含まれています。
パンになる過程ではさらにイースト菌というカンジダ菌と性質の似た酵母も投入されてしまいます。
総菜パンや菓子パンであれば、砂糖などの甘味料、チーズなどの発酵食品、キノコなどの菌類もプラスされますよね。
残念ながら、どれもカンジダ菌を増殖させる食べ物ばかりです。
私はここ数年、一日一食はパンを取り入れていました。
バターやジャムを塗るだけでいいし、子供たちも喜ぶので、こんなに便利な食べ物ってないよな~と呑気に思っていました。
思い起こせば、次女妊娠中に発症してしまったときも、何も知らずに一日一食はパンを取り入れていましたね(-_-;)
今年の冬の再発を機に色々調べ、パンが良くないと知ってからはすっぱりパンをやめたのですが、症状が軽快してきたらまたパンの誘惑が襲ってきて、最近またちょくちょく食べ始めてしまっています(汗)。
生理前のデリケートゾーンの痒みとヒリヒリがまだ残っているのは、おそらくそのせいですね…。
でもこれだけは言えます。
パンをやめてしばらくしたら、重症だったカンジダの不快症状が軽快しました。
だから、慢性のカンジダ症に悩まされている人がいるのなら、とりあえずパンをやめてみましょう。
大麦のチカラ
以前母親に、
「大麦って栄養豊富で身体にいいよ」
と言われたことがありました。
特に興味がなかったので、
「ふ~ん…」
と適当に相槌を打っていたら、買ってあげるから早速明日からでも大麦生活を始めてみな!と、スーパーでわざわざ大麦を買って持たせてくれました。
せっかく買ってもらったので食べないのは勿体ないと思い、早速お米に入れて食べてみることにしました。
(我が家では米3合半に大麦1/2合の配分で混ぜています)
なかなか歯ごたえがあって、これが美味しい!
夫も子供たちも気に入ったようで、麦ごはん麦ごはん♪と喜んで食べてくれました。
すっかり大麦のとりこになったところで、母親の言葉が蘇ってきました。
「大麦は栄養豊富」
どんな栄養があるのか気になりますよね。
調べましたよ~。
豊富な食物繊維
大麦に含まれる食物繊維はトップクラスなんだそうです。
なんでも、白米の10倍(20倍説も)、玄米の3倍以上、サツマイモの5倍以上ですよ!
食物繊維=サツマイモ♡
と思っていたけれど、サツマイモ最強時代は私の中で密かに終わりを告げました^^;
食物繊維には水溶性と不溶性があるのですが、大麦はこの2つがバランス良く含まれていて、しかも水溶性食物繊維のB‐グルカンというものは、我々の身体に様々な良い効果を与えてくれるようです。
たとえば…
- 血糖値の上昇を抑える
- 排便促進
- 腸内環境の健全化
- 血中コレステロール値を抑える
などです。
難消化性デンプンの効能
さらに、大麦には難消化性デンプン(レジスタントスターチ)というものがあります。
これは読んで字のごとく、消化されにくいデンプンのことなのですが、なんと、腸内で食物繊維と同じような働きをしてくれるんです。
大麦を食べることでこの難消化性デンプンが大腸の奥の奥まで送り届けられると、善玉菌がこれを食べることで増殖し、結果、悪玉菌が減っていきます。
悪玉菌が減れば、悪玉菌の排出する毒素も減るので、がん予防も期待出来るし、もちろんカンジダの増殖も抑えることが出来るかもしれません。
大麦若葉の栄養素
青汁などで有名な大麦若葉。
何となく大麦とは別の、親戚みたいな植物なのかな?と思っていたのですが、
読んだ通り、大麦の若葉なんですね…^^;
青汁に使われているくらいだから栄養あるんだろうな~と簡単に考えていましたが、調べてみてビックリ。
結構すごいです。
まずはミネラル分(鉄、亜鉛、カルシウム)が豊富。
そして、ビタミン(B群、C、βカロテン)。
さらにはSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)酵素という抗酸化物質の存在。
このSOD酵素が大麦若葉には沢山含まれていて、日々私たちの中で発生する活性酸素の働きを抑えてくれるらしいです。
スーパーと言うくらいですから、抗酸化にかけては最強の酵素なのだそう。
何度も言いますが、大麦若葉は「大麦の若葉」ですよ(^o^)
大麦、大麦若葉、共に健康維持には積極的に取り入れていきたい食物であることが分かって頂けたかと思います。
でも、色々調べていると、引っかかるんですよね…。
カンジダ症に悪い食べ物として、小麦、ライ麦、大麦と書かれているサイトの多いこと…。
カンジダに大麦は本当に良くないのか?
カンジダはグルテンやデンプンをエサにするということを書きましたが、
大麦にはグルテンが含まれていないという説もあります。
それは、グルテンはグリアジンとグルテニンという2つから成っているたんぱく質のことを言うのですが、大麦の場合のたんぱく質はホルディンと呼ばれるものだからです。
ということは大麦を取り入れてもカンジダのエサにはならないってことですよね?
だって、グルテンではないんだもの…。
それからデンプン。
大麦のデンプンは難消化性デンプンであり、食物繊維と同じ働きをしているので、これをカンジダのエサとなるデンプンと同一視していいのか?という疑問があります。
大麦の効能を見ても、取り入れることは腸内環境にとってプラスでこそあれ、マイナスにはならないと思います。
グルテン、デンプンに対する私の見解が正しいかどうかは分かりませんが、もしカンジダ根治という目標を持ったときに、この疑問がクリア出来るのであれば、大麦を食べない手はないと思います。
なので、これからも私は大麦を食事に継続して取り入れていくつもりです。
けれど、大麦食べながらパンもガッツリ食べる、じゃいけませんよね(笑)
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