ふた月ほど前に衝撃的な出来事がありました。
私が次女の歯磨きの仕上げ磨きをしていたときのこと。
先に仕上げ磨きを終えていた三女がやけに静かなので、何をしているのかしら?とふとそちらに視線を向けてみたところ…。
あまりの光景に、思わず二度見してしまいましたよ(゜Д゜)
だって、壁にもたれかかって歯磨き粉のチューブをおいしそうにチューチュー吸っていたんですもの。
「何やってんの!」
膝の上にいた次女を払いのけ、ものすごい勢いでチューブを取り上げました。
すると三女、なぜか逆ギレして奪われたチューブを取り戻そうとするんです。
大暴れで飛びかかってくる三女をどうにか落ち着かせ、これは食べ物じゃないの!とたしなめましたが、まったく聞く耳持たず(トホホ…)。
歯磨き粉を片付けなかった私も悪いです。
そこは深く反省しております。
でも…。歯磨き粉ってそんなにおいしいもの?という疑問が…。
子供たちが見ていないところでチューブのフタを開けて匂いを嗅いでみたところ…。
『うわっ!すっごい甘い香り(゜Д゜)』
以前使っていたしまじろうの歯磨き粉よりいちごの匂いがきつく、ジェル状のピンク色をしていて、一見歯磨き粉とは思えません。
こりゃあ奪い返そうとするわ…。
というのが私の率直な意見です。
表示成分に不安な添加物が
どこにでも売っている子供用のジェル状歯磨き粉です。
三女がチューチューしていたものは、近所のドラッグストアで購入しました。
内容物の成分は以下の通り。
ソルビット液、水、無水ケイ酸、CMC.Na、香料、サッカリンNa、キシリトール、ラウリル硫酸塩、フッ化ナトリウム、パラベン、赤106
【ソルビット液】
湿潤剤として使われています。食品添加物の一種で、歯磨き粉だけではなく多くの食品にも使われています。大量摂取をすると下痢や便秘などの症状が現れるようですが、それは別に食品添加物だけに限ったことじゃありません。どんなものでも際限なく摂取するというのは体には大きな負担となります。
【無水ケイ酸】
二酸化ケイ素、シリカとも呼ばれます。鉱物の石英に多く含まれています。粉末状の物を大量に吸入すると発ガン性の問題も出てくるそうですが、歯磨き粉は粉末ではないので問題なさそうです。研磨剤や粘度調整剤として使われています。安全面では問題なさそうです。
【CMC.Na】
カルボキシメチルセルロースナトリウム、略してCMC.Na。食品添加物の一種で、増粘剤として使われています。アイスクリームや麺類にも添加されています。
【香料】
食品添加物として食品に香り付けするもの、化粧品香料として食品以外のものに香り付けするものとに分かれます。天然香料と合成香料があり、天然は植物や動物から抽出したもの、合成は石油などを原料としているものだそうです。大量に摂取しない限り人体への悪影響はないようですが、味覚、嗅覚が敏感な人には香料が不快な場合も。
【サッカリンNa】
人工甘味料です。一度は発ガン性が指摘されていたようですが、その後の研究で安全性が認められ、今では多くの食品に使用されています。なんと、砂糖の500倍の甘さを持つのだそうです。しかもこの甘味料、コールタールの研究中に偶然発見されたらしいです。コールタールと言えば合成着色料として使われていた時代がありますが、発ガン性が指摘されたため、現在の合成着色料は石油由来の原材料となっています。発ガン性のあるコールタールの研究中に偶然発見されたサッカリンNa…。色々と考えさせられる部分がありますね。
【キシリトール】
こちらも人工甘味料。主に白樺やトウモロコシの芯が原料となっていますが、人間の肝臓でも産生されているし、野菜や果物にも含まれています。大量に摂取するとお腹が緩くなったり下痢を引き起こすことがありますが、安全性ではほとんど問題はないようです。虫歯の原因である酸を作らない上に、再石灰化で初期の虫歯を治す働きもあるとのことです。
【ラウリル硫酸塩】
合成界面活性剤。発泡剤として添加されています。発ガン性の問題が指摘されていましたが、厚労省は人体への悪影響はないとの見解のようです。ただ、皮膚刺激に敏感な人が、使用によって違和感を感じるということはあるみたいです。シャンプーなどにも含まれおり、経皮毒の心配から使用を控えているという人も多いようです。
【フッ化ナトリウム】
一般に「フッ素」と呼ばれているものですね。虫歯予防の効果が期待できるということから、多くの歯磨き粉に添加されています。我が家の子供たちも、長女以外は健診で湿布されました。ただ気になることがあるんですね。それは、フッ素は健康によくないといううわさ。調べてみると、色々と気になる点が出てきます。強烈なところからいきますと、殺鼠剤の主原料でもあるという事実。いわゆる毒物ですよ…。さらには、記憶障害や知能障害などを引き起こすという研究結果。1年後に歯医者でもう一度フッ素湿布をするようにと健診では言われましたが、殺鼠剤にも使われているフッ素を、我が子の歯に??…って感じですね。
【パラベン】
化粧水の表示などで目にする機会が多いかと思います。パラオキシ安息香酸エステルというのが正式名称です。防腐剤として添加されています。化粧品を購入するときは「パラベンフリー」であることを最優先するのに、歯磨き粉の中のパラベンには意識を払わない、というのは大いなる矛盾なんでしょうね(-_-;)。口の中に入る物だし、一番気を配らなければならないはずなんですけどね…。
【赤106】
出ました!合成着色料。私は赤色○○、青色○○、黄色○○、というものには特に敏感に反応してしまいます。食べると違和感を感じてしまうんですね…。合成着色料は石油由来です。石油ですよ!石油って食べることも出来るんだ!?って感じでしょ?詳しくは過去記事で書いているので暇なときにでも覗いてみてください。↓↓↓
大量に摂取しない限り人体に悪影響はないと言われている添加物ですが、歯磨きは毎日するもの。
長期的に使い続けることでの弊害って本当にないと言い切れるのかな、という疑問が生じてくるのは私だけでしょうか?
ましてや、ちょっと目を離したすきに子供がチューブを大量に吸っていたなんてことが起きると…(T_T)
結局我が家では、その後子供用歯磨き粉を使うことはやめました。
安全がはっきりしないものを使い続ける勇気なんて、私にはありません(^^;)
オーガニックな歯磨き粉を探す
三女の大量歯磨き粉チューチュー事件のショックをずっと引きずっていた私。
長女や次女が、
「なんでよ~。歯磨き粉ないなんてやだ!」
とことある事に訴えてきましたが、
「もう、うちでは使わないことにした!」
と宣言しておりました。
それでずっと歯ブラシに水を付けただけで磨いてきたのですが、甘い歯磨き粉を付けるという楽しみがなくなったせいか、長女のブラッシングがだいぶおおざっぱになってしまったんですね(゜Д゜)
すでに仕上げ磨きは卒業したのですが、あまりのおろそかぶりにあるとき長女の口の中を覗いてみると…。
全然歯垢とれてないじゃーん!!
ビックリでした。
よく虫歯にならなかったもんだ、と思うほど。
夫にも、
「いい加減、歯磨き粉買ってきなよ!」
とそれとなく責められたけれど、私には私の言い分があるわけで、必至になって添加物の安全性の問題を訴えるも、自分でも説得力に欠けていることが分かるんですね。
だって、安全を考えて歯磨き粉をやめた結果、歯垢、歯石、果ては虫歯!なんてことになったら…ねえ(-_-;)
子供も楽しんで歯磨きが出来て、安全性も申し分ないっていう歯磨き粉がうちには必要なんだわ!
ってことで、以前から気になっていた歯磨き粉の存在をふと思い出しました。
気にはなっていたんですが、市販の歯磨き粉と比べると割高感が否めない。
それで二の足を踏んでいました。
しかし、長女の口の中を見てついに買う決心をしました。
ってことで届いたのがこれ。
↓↓↓
株式会社SANSHINのDolci Bolle(ドルチボーレ) ベビートゥースペーストジェル。
とても子供用歯磨き粉とは思えない、おしゃれで高級感のあるチューブです。
透明でトロッとしたジェルで、ほのかにグレープの味が付いています。
以前使っていた市販の歯磨き粉の強いいちごの香りから比べると、だいぶ優しい仕様です。
子供はちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、これなら親の目を盗んでチューブを吸うということが起こることもないかな(汗)。
安心安全の成分
ドルチボーレは、パラベン、旧表示指定成分、合成着色料、鉱物油、研磨剤、洗浄成分、フッ素を添加していません。
子供の口に入るものだし、すすぎがちゃんと出来ずに飲み込んでしまうことも考えたら,不要な成分を配合していないというのはありがたいです。
以下、ドルチボーレの成分表示です。
水、グリセリン(保湿剤)、エリスリトール(甘味剤)、アルギン酸Na(粘結剤)、ケイ酸Na(湿潤剤)、キシリトール(保湿剤)、グリチルリチン酸2K(保湿剤)、ポリ-ε-リシン(製品の品質保持剤)、カプリル酸グリセリル(製品の品質保持剤)、クエン酸(pH調整剤)、クエン酸Na(pH調整剤)、香料(グレープタイプ)
中でも非加熱天然水、ケイ酸Na、アルギン酸Naを配合しているというところが、ドルチボーレの売りのようですね。
詳しくはホームページで知ることが出来ます。
→ドルチボーレ ベビートゥースペーストジェル
ケイ酸Naはケイ素、シリカとも呼ばれ、必須ミネラルの一つです。
ドルチボーレには口内を清潔に保つ浄化成分として配合されています。
上述の無水ケイ酸(二酸化ケイ素)を炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウムと融解すると出来る結晶だそうです。
そしてアルギン酸Na。
海藻などに含まれる食物繊維の一種です。
ドルチボーレを使っていると、市販の歯磨き粉では感じないような粘り気に気付きます。
これはアルギン酸Naの粘り成分なのだそう。
健康効果があるということで、この名前を聞いたことがある人も多いかと思います。
決して不快な粘り気ではなく、むしろこの粘りけが食べかすを吸着してくれるような印象を受けます。
そして極めつけのフッ素無添加。
フッ素への不信感のある私からすれば、これはありがたい!
使ってみた感想
一言で申しますと、いつものブラッシングなのに歯がツルツルになります。
大人用の歯磨き粉だと、私の場合汚れが一度では取れず、強めに磨いてしまって歯茎を痛めるということが度々起こるんですね…。
粘りけのインパクトが強かったので、これはアルギン酸Naの効能かしら?と思ったのですが、ドルチボーレがケイ素(シリカ)配合を大々的にアピールしているところを見ると、
簡単にツルツル=ケイ素(シリカ)
っていうことも大いに考えられますね(^^)
泡立ちはほとんどありません。
そのため、最初は物足りなさと一抹の不安を感じてしまいます。
けれど、いつものブラッシングで汚れがツルリと取れる経験をした側から申しますと、普段の歯磨き粉でなかなか汚れがうまく取れなかったのは、泡が邪魔をしていたからでは?という疑念が湧いてまいりました。
香りも強くなく、汚れもしっかり取れて、余分な泡立ちもない。
子供だけでなく大人でも日常使いできる一品ですね!
ただ、歯がツルツルになるとはいっても、ホワイトニング効果とかは期待できないと思います。
念のため。
それから、お値段は市販のものとくらべるとかなり高め。
LINEに友達追加をすると300円オフクーポンがもらえるので、うまく活用してちょっとでもお安く手に入れられたら嬉しいですね(^^)
歯磨きは楽しい雰囲気で
ドルチボーレを使うようになってから、子供たちが自分から「歯磨きする!」と言う機会が多くなりました。
優しいグレープの香りがあるだけで、チューチューしたくなるような強い甘みがあるわけでもないので、三女に食されることもありません(^^;)
米粒大の量で十分に歯垢が落ちるので、値段のわりにチューブが小さく感じるのですが、案外長く使えるんじゃないかな?と思います。
⇒我が子の歯磨きに不安を抱えるママのための食品レベルの原料で作られた赤ちゃん用歯磨きジェル
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