2年ほど前、次女の耳の縁のくぼんだところが、頻繁にプツッと切れて血を吹き出していました。
体をかゆがるとか掻きむしるということは一切ないので、アトピーや乾燥肌ではありません。
小児科では保湿用にヒルドイドクリームを処方してもらいましたが、一時期よくなったかと思うと、気が付いた頃にまたパカッと割れているんですよね…。
心配になりネットで調べたところ、牛乳がよくない的な情報がチラホラ。
おそらく乳製品アレルギーを疑ったほうがよいということなんでしょうけれど、アレルギーで耳だけが切れるってことはあるのかな?と疑問に思い、その可能性は早々に否定…。
けれど調べていく過程で、今まで信じて疑わなかった
牛乳=健康・高栄養
という認識が徐々に崩れていってしまいました。
ええ?こんな考え方があったの?!
っていう情報がいっぱい出てくるんですよね(汗)
次女の耳切れがきっかけで、牛乳に賛否両論があるのを初めて知った2年前のチョームでした(゜Д゜)
目次
牛乳が大好きで水の代わりに飲んでいた時代
とにかく私は子供の頃から牛乳、大好きでした。
朝はレンジで温めたものをコップ一杯飲み干し、昼は給食で牛乳。
学校から帰れば水の代わりに冷蔵庫から取り出した牛乳をパックのままゴクゴク…。
妊娠中、つわりで大変辛い思いをしましたが、牛乳だけは何とか飲むことが出来ていました。
母親学級に参加すると、必ず保健師さんや栄養士さんから、
「妊婦さんは赤ちゃんに栄養を持っていかれるから、意識してカルシウムを摂取しましょう。牛乳なら毎日コップで…」
と簡単に栄養補給できる食品として牛乳を薦められたり、乳製品のカルシウム割合が書かれたぶ厚い資料を渡されたり、日々の生活と牛乳が切っても切り離せないほど密接に繋がっていました。
牛乳が不健康を招くと言われている理由
とにかく牛乳が好きで毎日飲んでいた身としては、ここにきて健康に良くないとか、むしろ危険とか言われても困惑してしまうわけですよ。
ずっと良いと信じて疑わなかったものがある日突然、悪だと言われたらどうしますか?
納得いきますか?
私はムリです(^^;)
なので自分なりに色々と調べてみました。
牛乳は異種タンパク質
牛のタンパク質は人間のタンパク質とは組成が違うので、そのままでは吸収できないそうです。
そのため異種タンパク質が入ってくると、体はこれを無毒化するためにアミノ酸に分解し、人体と同じタンパク質に組み替えます。
しかし、消化機能がまだ整っていない乳児の場合、分解がうまくいかずに体内に吸収されてしまう危険があるため、離乳食では1歳を過ぎるまでは加熱していない牛乳を与えては駄目ということになっています。
分解が出来ずに腸壁を通過した場合、アレルギーやアトピーの原因となるそうです。
乳糖を分解する酵素の問題
日本人は牛乳の乳糖(ラクトース)を分解する酵素(ラクターゼ)を作り出せない腸のつくりらしいです。
(作り出せる日本人は10~15%ほどらしい)
牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしたり、下痢をする原因はこの乳糖が原因と言われているようです。
リンがカルシウムの吸収を邪魔している
牛乳にはリンが多く含まれており、このリンがカルシウムと結びついて体外に排出されてしまうので、骨粗鬆症の原因になったり、歯が弱くなったりするという研究結果があるようです。
世界一牛乳を摂取しているノルウェー人は、骨粗鬆症の発症率が日本のおよそ5倍にもなるとか(゜Д゜)!!
乳牛の飼料の問題
牛のエサはトウモロコシやふすま、米ぬかなどを混ぜて栄養価を高くした「濃厚飼料」と呼ばれるものらしいですが、主にアメリカから輸入されているトウモロコシは、ほとんどが遺伝子組み換えのものなのだそうです。
たまに大手スーパーのスイートコーンなどにも、遺伝子組み換えトウモロコシが混じっている可能性がある、とパッケージ裏に注意書きされているものがありますよね。
わざわざどうして遺伝子組み換えの事実を公表するのかと言えば、安全性も確立されていないし、健康管理の面で組み替えかそうでないかを気にする消費者が沢山いるからなんですよね。
安全性の確立されていない外国製の遺伝子組み換えトウモロコシが飼料の1つとして使われている…。
ここはちょっと心配なところです。
そういえば、こんな指摘をされたことが…
牛乳に含まれているリンがカルシウムの吸収を阻害するため、飲み過ぎることは逆に骨粗鬆症などの病気を招きやすい…という話は、ちょっと怖いですよね。
だって、牛乳を飲みましょう!と呼びかけられている理由って「カルシウム豊富だから」「骨が丈夫になるから」「背が伸びるから」でしょう?
みんなそれを信じて疑わず、毎日ゴクゴク飲んでいるんですよ(゜Д゜)
これが牛乳の真実だったとしたら、これほど恐ろしい話ってないと思います。
実際私にも気になることがありました。
あれは長女妊娠中のときの出来事。
市の母親学級で、希望の妊婦さんに骨密度検査をしてくれるという親切な取り組みがあったんですね。
ただで骨密度を知ることなんてこの先ないかもしれない!と思ったので、申し込んでみました。
「あたしゃあ、毎日牛乳飲んでいるからなんも心配じゃないよ…」(ちびまる子ちゃん!?)
と内心余裕をかましていた私ですが、いざ検査を受けると…(-_-;)
まさかまさかのグレー判定!!(ガガガガーンッ!!)
「なんで!?」
って感じですよね。
保健師さんが言うには、治療をしなければならないといったレベルではないけれど、20代にしてこの数値はちょっと要注意だから、この先も油断せずに検査の機会があったら調べるように、ってことらしいんです。
そして、牛乳好きにはカチンとくる言葉を投げかけられてしまいました。
「牛乳とか、沢山飲んでますか?」
「大好きなので毎日飲んでますよ」
と負けず嫌い丸出しの私。
「このくらい飲めていますか?(まだまだ足りないんじゃないんですか?)」
と妊婦が一日に必要な栄養素の書かれたプリントを渡され、なんだかこの人私のこと信用してないのかしら?と少し傷付き、その後は口をつぐんでしまいました。(メンタルよわ~)
この時は、牛乳一日摂取量選手権があったら(そんなのないよね…)絶対3位以内には入っている、という自信があったので、そんな私がどうして検査でグレー判定を受けたのか、少しも理解出来ませんでした。
今回調べて分かったことが(リンがカルシウムと結びついて体外に排出されてしまう)真実なのであれば、私は牛乳を多飲することによって、むしろカルシウムを体の外に垂れ流していたということになります。
それが20代にしては骨密度が低い、という結果に繋がったのかもしれません。
ただ、これが全てとは言い切れませんよ。
長女の出生体重は3000gを余裕で超えていました。
単に、胎児の母体からの栄養吸収率が高かったというだけの話、ということも十分に考えられます(^^;)
牛乳をやめてみた結果
1年ほど前にカンジダ膣炎に苦しんだ経験があります。
病院で治療をしましたが一向に良くならず、慢性カンジダ症になってしまったようでした。
根本から変えていかないとカンジダから逃れるすべはないんだ、と思い、徹底して食生活を改善してみました。
そのうちの1つが牛乳をやめてみる、というものでした。
なんでも、牛乳にはカンジダ菌の成長を促す作用があるらしいのです。
ほぼ毎日、ココアミルクにして飲んでいたので、最初は強い抵抗を感じました。
日々の楽しみをやめないといけないなんて…。
でも、絶対治してやる!という覚悟があったもので、ちょっとずつちょっとずつ飲む回数や量を減らしていきましたよ(T_T)
その結果、あのおりものにまで血が混じるような酷いカンジダ症状は、ほぼ完治と言っていいほどなくなりました。
まあ、他にもパンをやめたりキノコ類をやめたりと色々やっていたので、牛乳断ちの占めるウエイトがどれほどのものか、というのは定かではありませんけどね(^^;)
牛乳をやめたことで良かったな、と思うのは唯一、このカンジダ膣炎に対してだけです。
子供に牛乳は良いのか悪いのか?
ここのところが明確になってくれれば一番助かるのですが、様々な情報が飛びかっているので、正直どれを信じたら良いのか分からず、路頭に迷っています(苦笑)
最初に紹介した耳のパックリ割れを頻繁に起こしていた次女は、実は大の牛乳好き。
健診で栄養士さんに、
「牛乳は一日400ccは飲ませてください」
と言われていたので、子供用コップで毎朝晩飲ませていました。
しかし、ネット検索で耳切れから牛乳というキーワードが出てきてからは、ちょっと慎重になり、朝一杯飲ませるだけにとどめました。
結果、あの痛々しい耳の縁をなぞるような縦割れは出現していません。
この意味するところはなんだろう…。
やっぱり牛乳の多量摂取は様々な面で良くないってことなのかな?とも思うのですが、我が家の次女の場合、皮膚が薄い体質なのか、頻繁に鼻血を出すんですよね…。
耳の縦割れも、皮膚層が人より薄いから、と言う場合も十分に考えられます。
なので、私の中では牛乳が体に良いか悪いかは、グレーです(-_-;)
いずれにせよ、水の代わりに牛乳ゴクゴクってのはやめたほうが良いですね。
なににしても日常的に特定のものを多量に摂取するということは、体に良くありませんからね!
関連記事:副鼻腔炎や鬱症状が改善?!『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』を読んでみた感想
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