子供が出来るまでは、正直、食の安全とかあまり気にしてなかったです。
値段が安けりゃ「お!超オトク~」ってな感じで買い物カゴにいくつも同じ商品入れたりしてました。
産地とか添加物とか関係なしにね…。
でも、きっとそれじゃいけないんですよ。うん。いけないんです…。
食生活を顧みるきっかけとなった本
長女を妊娠したあたりから、食べ物にはちゃんと気を配っていかないと、と思うようになりました。
妊娠初期は赤ちゃんの器官を形成する大事な時期。
育児書を読むと事細かくこれは駄目、あれも駄目、これはちょっとならOKっていうのが書いてありますよね。
たまに見落としていたりして、あとでじっくり読んだら、「え~!これ昨日食べちゃったよ !!」ということがあって、心配で産院に電話で確認したこともありました。
(実家で牛レバ刺しを食べちゃったんですね…。まだ禁止になる前の話です。トキソプラズマ症という感染症があるんですけど、妊娠中に初感染すると、胎児にも影響が出る場合があるそうです。応対してくれた看護師さんは、「あまり心配しなくてもいいと思いますよ。でも今後は生肉はやめた方がいいかもしれません」とおっしゃっていました。実際なんともなくて良かったです)
子供が誕生すると、今度は母乳の質を良くするため、栄養バランスに気を付けたり、添加物フリーのものをなるべく取り入れるようにしたり。
そしてあっという間に離乳食の開始時期。
長女の時は本当に気を遣いました。
なんてったって初めての子供ですからね。
それなのに…。
あの頃の苦労はどこへやら。今は結構適当になってきています(汗)。
このままじゃ駄目だ!
と思っていた時に、図書館でふと目にとまったこの本。
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カラー写真入りで「食べてはいけない」商品と「食べてもいい」商品が1つ1つ説明されています。
一言で言うと、非常に分かりやすいです。
食品添加物って名前は聞いたことがあっても、種類がありすぎてなかなか頭に浸透してこなかったりしませんか?
私はすぐちんぷんかんぷんになってしまいます。
でもそんな読者にも分かりやすいように、後半には食品添加物の早わかりリストも載っています(親切♡)。
結構ショック受けますよ…。
「これ頻繁に買ってるじゃん」
「ええー!これも駄目なの?」
思わず叫んじゃいました。
中でもショックが大きかったのは「カット野菜」と「豆乳」。
みなさんの中にも、
「えええー!?」
ってなった人、いませんか?
カット野菜は手軽に生野菜が取れるから、私は買い物にいくたびに必ず買っていました。
子供たちも大好きだし、買わない理由なんてないわ!
って感じだったんですけど、著者の渡辺雄二氏が言うには、
なぜ切り口が茶色く変色しないのか、なぜ日持ちがよいのか、不思議に思いませんか?それは、カットした野菜を、殺菌料の次亜塩素酸Naを溶かした水に浸けて、ジャブジャブ消毒しているからなのです。
だそうです。
ヒエエエエー!!
次亜塩素酸Naというのは漂白剤の主成分なんだそうですよ。
ハイターでゴシゴシ洗ったお野菜を、私は子供たちに食べさせていた…。
なんだか暗い気分になってしまいました。
時短出来てすごく重宝するな~って思っていたけれど、これからはちゃんとキャベツ刻みます(笑)。
出来るだけ無添加なものを選ぶ
豆乳に関しては、もうショックすぎて立ち直れません。
だって、身体にいいと思ってよく子供たちに飲ませていました。
本の内容によると「調製豆乳」は思った以上に添加物が含まれているらしいです。
中でもトロミや粘りを出すために使われる添加物に関しての記述…
カラギーナンは、海藻の一種から抽出されたものですが、動物に大量にあたえた実験では、ガンを促進させることがわかっています。また、鶏卵に注射した実験では、ヒナに異常が見られました。カラギーナンは多くの食品に使われていますが、避けたほうが無難です。
カラギーナン、聞いたことありますか?
私はこの本で初めて知りました。
海藻から抽出したものなら自然のモノだし、安全なんじゃないの?
大量に与えたらガンを促進させるかもしれないけれど、ちょっとなら大丈夫でしょ?
ずっと愛飲していた側からしてみれば、言いたいことはいっぱいあります(笑)。
でも、「避けたほうが無難」だと言われてしまっては、育ち盛りの子供たちに与えるのは控えなくちゃいけないかな、と思ってしまいます。
選ぶのなら無添加のものを、とのことですが、成分無調整で無添加のモノって、豆腐を液体にしたような感じの味ですよね…。
とりあえず、我が家ではしばらくは豆乳(調製)はお休みしようかとおもいます^^;
合成着色料は石油製品
着色料には特に敏感になっています。
というのも、子供の大好きなお菓子ってカラフルだったり、香ばしい色をしていたりしませんか?
あんな鮮やかな色のお菓子を見たら、絶対食べたい!ってなりますよね、子供だったら。
「ママ、これ買って!」
と子供たちがスーパーなどでお菓子を持ってくると、私はほとんど無意識に裏返して食品表示を確認してしまいます。
赤色○○、黄色○○、青色○○という表示を見つけると、高い確率で買いません。
私が特に敏感なだけかもしれませんが、合成着色料を使った食品を食べると、高い確率で違和感を覚えるのです。
最初は薬品臭のような匂い。
そのうち口と鼻の中に油膜が貼ったような不快感が広がります。
そしてそれがうがいをしても歯みがきをしても当分の間取れないんですよね。
これ、間違って絵の具でも混入してんじゃない?!っていつも思うんです(まさかそんなことはないだろうけど)。
急性毒性は弱いようですが、発がん性があるとのことなので、私のように合成着色料に過敏症状がある人は避けた方が無難ですね!
ところで、合成着色料の正体ってなんだか分かりますか?
食品添加物として使用が認められている合成着色料は、赤2、3、40、102、104、105、106、黄4、5、青1、2、3の合計12品目です。
これらはタール色素と言われるもので、石油製品が原料として使われているのだそうです。
しかも、もともとはコールタールを原料としていたんですが、動物実験での発がん性が認められたため、その代替としての石油製品なんですね。
ええ~。石油って食べれるの?って感じですよね。
ちょっと驚きました。
子供のお菓子には、なるべく天然着色料(パプリカ色素、ビートレット色素など)を使ったものを選んだほうがいいですね。
と言っても、紅麹色素やベニバナ色素、ラック色素は天然着色料であっても、安全性はグレーなようです。
正直食べるものがなくなってしまう
この本を読んでいると、自分の自覚の足りなさを反省しつつも、
「あれもこれも駄目じゃ、食べるものなくなっちゃうじゃん!」
という気持ちも芽生えてきます。
食品製造会社に対しては、「別に色とか旨味とかそんなに気にしてないから、自然のかたちのものを作ってください!」と言いたくてウズウズしてしまいますね。
本当に、添加物、誰が求めているんだろ…。
添加物を加えないと世の中の食べ物は成り立たないんでしょうか?
色々と言いたい気持ちはありますが、きりがないし、きっと私が吠えたところでなにも変わらないと思うので、ここらへんでやめておきます。
商売優先主義じゃなく、国民の健康を本当に真剣に考えられるような世の中になれば嬉しいですね。
著者・渡辺雄二氏の他の書籍です。好物が食べられなくなりそうでコ、コワイ…。
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