日本人は、無意識に口呼吸をしている人が結構な数に上るそうです。
なんでも10代では8割、20代では9割が口呼吸をしているんだとか(°Д°)
ちょっと驚きの数字ですよね。
口呼吸は百害あって一利なしというのは今では誰もが知っていることだと思いますが、直そう直そうと思っても、長年習慣になってしまったことって、意識しないとなかなか思うようには改善出来ませんよね。
だから怖いんですよ。習慣って。
口呼吸がもたらす害
口呼吸が身体に与える悪い影響は、とても無視出来るものではありません。
- 虫歯や歯周病になりやすい
- 前歯が茶色に着色する
- 口臭がきつくなる
- 口が乾燥する
- 歯並びが悪くなる
- 睡眠時無呼吸症候群になりやすい
- 風邪などに対する抵抗力が落ちる
- アレルギー体質になる
- アトピー性皮膚炎になりやすい
- 関節リウマチのリスクが上がる(リウマチの悪化に歯周病が関係している)
- 二重顎、シワ、たるみなど、美容面への影響
- 滑舌が悪くなる
多すぎてゾッとしてしまいますね。
そしていくつか心当たりがあるぞ!っていう人もいることでしょう。
ではどうして人間は口呼吸をしている人の数が多いのでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんは鼻呼吸しかしないようですが、離乳食が始まったあたりから徐々に口呼吸が始まってくるようです。
その理由として、風邪やアレルギーなどの鼻詰まりで口呼吸を覚えてしまうケースや、離乳食の開始時期が早くなることで、母乳やほ乳瓶離れも早まり、自然と口呼吸に移行してしまケースがあるようです。
確かに鼻が詰まっていると呼吸がしづらく、苦しい思いをしますよね。
大人ならコントロール出来るかもしれませんが、これが小さな子供となると、やはり難しいです。
子供の口呼吸
我が家の長女は残念ながら口呼吸をしています。
ずっと滑舌が悪く、喋っている時などは時々舌が口の間から覗いていたので、他の子供より舌が長いのかしら?と思っていました。
心配になり小学校の先生に相談したところ、学校の専門家による言葉のトレーニング教室に参加出来ることになりました。
教室では舌の筋肉を鍛えるために割り箸を使ったり、おやつを使ったりするゲームをやっていたようです。
マンツーマンでの指導だったので娘は緊張していたようですが、なんとか無事に修了することが出来ました。
しかし、口呼吸の癖はなかなか直りません。
トレーニング教室の先生には、口をぽかんと開けているのを見つけたら、お煎餅をくわえさせるとよいとアドバイスをもらい、最初のころは実践していたのですが、ほぼ毎日口を開けているので、きりがありませんよね。
ダラダラとお菓子を食べ続けるのも、血糖値が上がりっぱなしで身体には良くないです。
やっぱり根本的に直す努力をしないと、悪い癖というものはなかなか改善されないのです。
さらには前歯への着色が酷くなっていきました。
最初は茶渋かな?と思っていたんです。
でも茶渋だったら歯の裏側にも付くはずだし、前歯だけに限定されて付くものでもありませんよね。
色々調べたところ、これも口呼吸が原因であることが分かりました。
常に口が開いているので、唾液の循環が悪くなることで前歯が乾燥し、汚れが沈着してしまうのだそうです。
お子さんの前歯だけが茶色く着色しているのを見つけたら、一度口呼吸を疑ってみてください。
長女に至っては、滑舌、前歯の着色の他にも、色々と気になる症状があります。
まずは次女、三女にくらべて皮膚が乾燥しています。
寒い季節になると痒くなるようでこらえきれずに掻きむしってしまいます。
そのせいで肌はカサカサ、白い粉がふいて所々引っ掻き傷も目立ちます。
保湿クリームやワセリンを塗りたくっていますが、ベタベタ嫌だ~!と、時々塗ることを拒むので困ってっしまいます。
それから、今までなかったアレルギーを発症してしまったのか、花粉症の季節になると目や鼻の痒みを訴えてきます。
虫歯こそありませんが、歯並びも気になるところです。
娘にはストレスになってしまうかもしれませんが、口呼吸の害を考えたら、絶対今のうちに対策しておいたほうがよいと思うので、口呼吸を見つけるとその都度指摘するようにしています。
その成果は少しずつですが現れてきています。
集中してお絵描きをしているときなどは口が開いていることが多かったのですが、最近はキッと引き結んでいる姿をよく見るようになりました。
大人の口呼吸
口呼吸は駄目なのよ、と偉そうなことを言っていた私ですが、最近長女に、
「ママだって寝ているとき口開けてるじゃん!目も半分開いてるよ」
と半笑いで指摘されてしまいました。
そうなんですよね…。
言われずとも知ってました。
だって、よく喉の乾燥でゲホッてなって目が覚めることがあるんです。
朝は喉がガラガラで声が出づらいし…。
口呼吸って睡眠の質にも影響を与えるんです。
怖いです。正直。
でも日中は鼻呼吸なのに、なぜ睡眠中は口呼吸になってしまうのでしょうか?
私は口呼吸なんて出来ない。寝ているときに口開けていても、呼吸自体は鼻でやっているのよ!と信じて疑いませんでした。
でも、喉の乾燥で目が覚めるということを考えると、鼻呼吸をしていると思うのはただの思い込みでしかないのかもしれません。
単純に、鼻詰まりが起きていれば、睡眠中は口呼吸に移行してしまうでしょう。
でも鼻詰まりがないのに日常的に口を開けている場合は、口を閉じる筋力の低下が挙げられるようです。
それから舌の位置が下がってしまうことも原因の一つのようです。
本来舌は上あごにくっついていなければならないのですが、舌の力が弱いと上あごとの間に隙間が生じ、舌先が下の歯にくっつくような状態になってしまうのです。
睡眠中の口呼吸に気付かずに、だいぶ長い歳月が経ってしまいました。
口呼吸がもたらす老け顔とか、この年になると勘弁してくれ!って感じです。
30代にもなると結構深刻な話ですよ~(涙)。
てなわけで、遅ればせながら対策に乗り出しました。
帝王切開の傷跡のケロイド対策で大いに活躍してくれた、サージカルテープを口に貼って寝ることにしましたよ!!
粘着性が強いのに皮膚負けしづらいところがお気に入りのサージカルテープ、3Mネクスケアマイクロポアメディカルテープ!!
おかげでゲホッてなって目を覚ますことはなくなりました。
朝の喉のガラガラもなくなったし、口の粘つきもだいぶ改善されています。
こんな簡単なことで就寝中の口呼吸対策が出来るなんて、ビックリですね。
今までどうしてやらなかったのだろうと不思議に思ってしまいます。
口呼吸から鼻呼吸へ
口呼吸で衰えた口周りの筋力を鍛えることで、自然に口が開いてしまう状態を改善することが出来ます。
「あいうべ体操」や「スマイル体操」と呼ばれているものです。
ゆっくりと大きく口を開けて「あ・い・う・べ」「す・ま・い・る」と声に出して、普段あまり動かしていない筋肉にアプローチしましょう。
この体操を習慣にすることが大切なので、何セットやればいいのかというところにはこだわらず、自分で続けられる程度に試していったほうがよいです。
舌を歯茎に添わせるように大きく回す体操も効果的です。
唾液も出やすくなるので、口の乾燥が気になったときにはオススメの体操ですよ!
最後に
どんなに習い事にお金をかけても、子供の将来が不健康では意味がないように思われます。
子供の健康は親の意識次第で良くもなるし悪くもなるのです。
悪い習慣は大人になってしまうとなかなか直らないし、手遅れになってしまうこともあります。
特に口呼吸は骨格にも影響を与えてしまいます。
まだ骨が発達段階であればどうにかなります。
大人になってしまうともう歪んでしまった骨格は元には戻りません。
子供の口呼吸に気付いたら、すぐに対策に乗り出しましょう。
子供には煙たがられるかもしれません。
でも、将来大人になった子供にはきっと感謝されることでしょう。
口呼吸がいけないという意識を持った子供は、自分の子供にも口呼吸の害をしっかりと伝えることが出来るはずです。
これを読むと「本気で口呼吸改善に取り組まなければ!」ってなります^^;
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