私の20代はカンジダ膣炎との戦いの連続でした。
途中、精神的に参り、このまま共生していくしかないのだろうか?と絶望的な気持ちになったこともあります。
しかし、30代後半になった現在、私のカンジダ症状は鎮静を保っています。
思い返せば、怯え、あきらめ、戦い、勝利、忘却、再来…とどこまでも私の人生に大きく影響を与えてきたカンジダ菌。
何年も苦しまされると、途中で気付くんです。
チョーム
そこから自分なりに情報収集を始めました。
敵を撃破するには敵を知ることが一番。
そして、時間はかかりましたが、どうにかカンジダ菌の動きを封じ込めることが出来ました。
今この瞬間、不快なカンジダ膣炎に気が狂いそうになっているみなさん。
大丈夫です。
いつかまたあの平穏な日々を取り戻すことが出来ます。
現に、今の私がそうですから。
ただ、これだけは断っておきましょう。
ちょっとでも便秘をするとピリピリが戻ってくるので、私は決して油断はしていません。
鎮静を保っている今でも、できる限りの努力はしているつもりです。
その努力を怠ると、またカンジダが我が物顔でのさばりますからね。
デリケートゾーンを石けんで洗うのをやめる
カンジダ膣炎の治療で病院に行くと、高い確率で医師はこう言います。
「石けんでゴシゴシ洗うのはやめてくださいね。お湯で軽く流す程度で大丈夫です」
これを言われたときの私の反応。
チョーム
そういう認識だったので、医師に指導されても変わらず石けんで洗っていました(^^;)
一瞬でもかゆみが軽減するし、カンジダ菌を洗い流している感じがするので、どうしてもやめられませんでした。
しかし、これは大きな間違いなんですよね。
最近読んだ『カイチュウ博士と発酵仮面の腸健康法』(中経出版)にこのようなことが書かれていました。
今は膣炎だらけ。それはビデで洗っているから。
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膣内にはデーデルライン桿菌という乳酸菌の仲間がいて、ものすごい酸を作っている。悪い菌が入ってきても退治してくれていた。
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それが今は、清潔だ消毒だといって洗いまくっている。
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結果、守っているはずの菌がいなくなってしまい、酸性だった膣内が中性になって雑菌が大量増殖する。
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膣炎発症。
昔は今ほどに膣炎に悩む女性はいなかったそうです。
近年の清潔志向が、体にとって良い働きをする菌まで除菌の対象にしてしまっているということを考えると、やりすぎはよくありませんね。
水道水にも塩素が入っているので、洗いすぎは禁物とのこと。
そしてさらに石けんでゴシゴシと洗っているのだから、もう無法地帯もいいところですね(-_-;)
抗真菌薬の効果が発揮されず、慢性的な膣炎を患っている人は、膣内が中性に傾いている場合が多い。石けんで洗う習慣を改めよう。
洗いすぎていなくなってしまったデーデルライン桿菌に戻って来てもらう。これが先決ですね。
※藤田紘一郎、小泉武夫両氏の対談形式で非常に読みやすく、内容も面白かったです!⇓⇓
腸内環境の悪化はカンジダ菌には都合が良い
先ほどの『カイチュウ博士と発酵仮面の腸健康法』から。
人工甘味料や合成保存料などの食品添加物は、平均して人間の大人が一日に一グラムぐらい食っているそうです。そうすると、一日一グラムで一年で三六五グラム、十年で三・六五キログラムだから、五十年生きた人間だと二五〇キロくらい添加物が体の中に入っている計算になる。
添加物は腸で処理できませんし、腸壁をいじめ、逆に腸内細菌を殺しちゃう。(中略)抗生物質ばかり飲んでいた人というのは腸内細菌がいなくなるから、腸が弱くなったり下痢したり、いろいろな病気になってくる。同様に、防腐剤とか着色料などいろいろなものを飲んでいるとおかしくなっちゃう。
腸内環境が良好に保たれているかどうかは、カンジダ菌を退治する上ではとても重要なポイントです。
便秘や下痢が続き、そこにさらに偏食や睡眠不足が重なると、とたんに悪玉菌優位になってしまいます。
私が以前再発したときは、3週間という長期間の便秘症状に悩まされていました。
改善のために、乳酸菌などの善玉菌のエサになるオリゴ糖を摂取したり、抗菌作用や整腸作用に優れたマヌカハニーを取り入れたり、抗酸化作用の強いグリーンルイボスを煮出して飲んだりしていました。
確かにこれらは、体を最良の方向に向かわせてくれる素晴らしいアイテムだと思います。
ただ、今改めて思うことは、元を正さないことには、いくら良いと言われているものを取り入れてもイタチごっこにしかならないんじゃないかということ。
ようは、腸内細菌に優しい食生活を心がけるとが先決ということですね。
とはいえ、カイチュウ博士と発酵仮面が語っているように、腸壁にダメージを与える食品添加物は、世の中のありとあらゆるものに添加されていて、さけようにもさけられない現実があります。
オーガニックなものをと思えば、その分割高になって生活を圧迫してしまう。
食べられる種類も限られてしまうことでしょう。
そうなると、出来ることはなるべく体内にためこまないようにすること。
便秘を招くような食生活は改め、腸内環境を整えることを常に意識して生活していくということが重要になってくるかと思います。
食物繊維を積極的に取り入れる
腸内環境を良好に保つ食べ物と言ったら、すぐに思い浮かぶのは食物繊維。
食物繊維には不溶性(水に溶けない)と水溶性(水に溶ける)があります。
これらをバランス良く摂取するのが理想的です。
【不溶性食物繊維】…ごぼう、大豆、穀類、甲殻類、きのこなどに含まれている。
【水溶性食物繊維】…わかめ、こんにゃく、果物、イモ類などに含まれれている。
私は普段からお味噌汁に数種類の野菜類を入れて食べるように心がけています。
理想は5品。最低でも3品は入れるようにしています(^^)
発酵食品である味噌で食物繊維豊富な野菜を手軽に摂取できるので、お味噌汁はとってもオススメ。
ただ、厚生労働省が言うところだと、
成人男性…一日摂取量20g以上(70歳以降19g以上)
成人女性…一日摂取量18g以上(70歳以降17g以上)
このくらい摂るのが理想なんだそう。
野菜で言うと、アスパラガス1本分の重さに相当する量は一日最低でも食べなくてはいけないということになります。
そうなると、積極的に食べている意識はあっても「もしかしたらまだ足りてないかも…」と不安になってしまいます。
そんな折、スーパーでみつけたのがこちら。
『手軽にサッと食物繊維』というネーミングのこのパウダー。
一度手に取ったものの、粉の驚きの白さに、
チョーム
と思ってしまい、一瞬買うのをためらいました。
しかし、原材料を見ると、
イヌリン(^^;)
食物繊維のイヌリンですって。
すごく愛着の湧く名前ですね。
【イヌリンとは…】
玉ねぎやゴボウなどの野菜にも含まている「水溶性食物繊維」で、寒天と違い水にも溶けるので摂取しやすいです。
イヌリン以外に余計なものは入っていないようなので、安心して購入しました。
※こちらは有機ブルーアガベが原料のオーガニックイヌリン!⇓⇓
食物繊維(イヌリン)を毎日摂取する
厚労省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』によると、食物繊維は、
『極端でない範囲でできるだけ多めに摂取することが望ましい』と理解すべきである。なお、食物繊維摂取が多いためにリスクが増す生活習慣病は報告されていないと考えられるため、こ
のように理解してよい。
とのこと。
なるべく多めに、常識の範囲で食べるようにすることが望ましいということですね。
ただ、不溶性の食物繊維の場合だと、摂りすぎは逆に便秘を悪化させてしまうおそれがあるそうです。
なにごともバランスが大事ですね。
ということで、さっそく購入した食物繊維パウダーを食事に取り入れてみました。
コーヒーや紅茶、牛乳、ヨーグルトなど何にでもかけられるそうですが、私は毎日食べるお味噌汁にinすることにします。
一番最初は、家族5人分のお味噌汁に、ティースプーン1杯を入れてみました。
この日のお野菜は、
- 小松菜
- ワカメ
- 豆腐
の3品目。
パッケージには一日摂取量は5~10gを目安に、と書いてあるので、これだと家族5人で5gしか摂れていませんね(^^;)
ただ、最初なのでこれで味が大幅に変わってしまったら…という懸念もあっての、お試し1杯。
味噌を溶いてお椀にわけてみました。
色も匂いも普段と変わりありません。
気になるのは味…!
始めに粉末を舐めてみたのですが、ほんのりと甘い程度で、味は綿菓子に似ています。
口に入れた後の、ふんわりがネトッとしたかたまりになる感じも、やっぱり綿菓子。
食物繊維ってこんなに優しい味だったんですね(^^;)
で、実際にお味噌汁を飲んでみたら、ちょっとコクが出たような感じで、味噌や野菜の味をいっそう引き出してくれました。
これなら味噌汁に5人分の摂取量を入れてしまっても大丈夫かな(^^)
ちなみに、後日即席味噌汁にティースプーン1杯溶かして飲んでみましたが、濃度が高くなっても、味にはまったく問題なかったです。
さいごに
料理の味を邪魔しないし、摂取しやすいので、私にはサプリメントよりも粉末状の食物繊維のほうが合っているような気がします(^^)
これからも、カンジダ対策、便秘対策のために食物繊維パウダーを続けていくつもりです。
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