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ご存じですか?今子供たちの間で密かに流行している尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という感染症を

病院

皮膚が薄いのか知りませんが、長女はプールやお風呂などの水に一定時間触れていると、皮膚が剥けてしまう体質です。

いつも足の裏を気にしてめくれ上がった皮をいじったりしているので、私もそのつど「いじらないで」と注意してきました。

あるとき、足の小指の付け根がじんわり痛むと言うので見てみると、ちょっとした盛り上がりが出来ていました。

一見、タコかな?と思ったのですが、タコって付け根のくぼんでいるところにも出来るのかしら?と疑問に思い、念のため皮膚科で診てもらうことにしました。

※記事内でイボ画像が出てきます。閲覧にはくれぐれもご注意を!!

聞き慣れない病名、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

診察を終えた医師の口から出てきた言葉。

「イボですね」

「イボ…?」

イボと言ったら、おじさんおばさんの鼻の横とか眉毛の際とかにある大きな盛り上がりという印象しかないので、そのイボが娘の足の裏にあるのかと思ったら、一瞬思考が停止してしまいました。

しかし、医師はさらに続けます。

「尋常性疣贅といって、他の人に移るやつだから液体窒素で処置していきますね」

なになになに?

じんじょーせーゆーぜい?移る?液体窒素???

「え?イボって移るんですか?」

怖々私は尋ねました。

医師はパンフレットを差し出し、イボにも色々な種類があることを教えてくれました。

その中で、おじさんおばさんの顔や胸に出来るイボは、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)というもので、良性の移らないやつ。

娘の足裏に出来たのは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という、ウイルスが原因の伝染性のイボらしいです。

妹2人も一緒にいたので、お医者さんすかさず、

「兄妹も一緒に生活していると移る可能性があります」

ヒョエーーー!!(~o~)

「家の中で裸足でいると移るとかそういうことですか?」

「なるべくなら靴下を履くとかしたほうがいいかもしれませんね。一番いけないのは、患部に長時間触れるとか、足ふきマットの共用とかですね」

足の裏を合わせてどっちが足大きいかな?なんてやるのはもってのほかだということですね!

伝染性なんて聞いてしまうと、もうそれだけで気持ちが重くなってしまいます。

尋常性疣贅の処置

ところで、この小難しい名称。

「尋常性」とは「ありふれた」という意味で、「疣贅」は「イボ」のことを言うらしいです。

「ありふれたイボ」かぁ…。

ありふれていてほしくないな…。

原因となるのはヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)、略してHPVというウイルスです。

子宮頸がんの原因となるHPVと同じですが、HPVは種類が多く(150種類以上)、尋常性疣贅の原因になるのはHPV2型や57型。

子宮頸がんの原因になるのは主にHPV16型なので、同じHPVでも別物ということになります。

さて、この尋常性疣贅の処置、一般的なのは液体窒素による凍結凝固法。

液体窒素によりイボウイルスのいる表皮細胞を壊死させ、かさぶたを作ってどんどん小さくしていくという方法です。

長女の通った皮膚科では、1週間~10日の間隔を開けて、1度につき3回の噴霧。

2週間以上開いてしまうと治療効果が薄れるので、なるべく2週間以内に来るようにと言われました。

そして、この液体窒素の治療は1週間経たないと出来ないので、それ以前に来院しても治療はしませんとのこと。

なんだかんだで、イボウイルスを壊滅させるのに要した期間は約半年!!

皮膚科ってすごく混みますよね(T_T)

しかも、誰もが評判の良い医師にかかりたいと思うから、一所に患者が集中して人数制限まで設けらていたりね…(^^;)

小さい妹たちも一緒に連れて行かなければならないので、この半年の通院は苦痛そのもの。

治療はこれで終了という医師の言葉を聞いたときは、まさに天にも昇る気持ちでした。

三女の足に懐かしき…

長女の完治からさらに半年ほど過ぎた頃。

三女の足の裏を何の気なしに見て、目ん玉が飛び出しました。

足の薬指に巨大な…巨大な…巨大なイボ~~!!

チョーム

なんじゃこりゃぁ!!

長女の時とは比べものにならないほど大きなイボでした。

大きすぎて形状がなんとなく崩れていて、見るだに恐ろしい(゜Д゜)

さっそく皮膚科に連れて行くと、

「これは時間かかりますね」

との医師のお言葉。

「長女は半年かかりましたが、やっぱりそれくらいですか?」

「何とも言えませんね」

いやだぁ~。イボいやだぁ~。

けれど、1つ救いがあったとすれば、まだ幼稚園入園前だったので午前中の比較的空いている時間に処置が出来たこと。

待ち時間のストレスとか、二次感染の心配とかを考えたらそれだけで憂鬱ですからね。

結局、三女の巨大イボは、4ヶ月で完治しました。

長女と比べるとイボが外側に盛り上がっていたので、もしかしたら皮膚の中にはそれほど浸透していなかったのかもしれません。

ポロッとはがれ落ちました。

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とどめの次女

重なるときは重なるものです。

次女が「ねえ、足見て~」と言ってくるので、見てみると…。

ダ、ダ、ダ、ダ、ダアァ~~~!!ダメだろうよぉ、移っちゃあ(涙)

移ってました(^^;)

しかも、これまたすごい。

一度に3つも!

三女のやつはすごすぎてギリギリ掲載アウトなので、次女のイボをお載せします。

はい。これがイボです!
イボ

隆起した真ん中の皮膚がむけていて、その中にポツポツと黒い斑点があります。

これは二度ほど処置を受けたあとの画像です。

2つは比較的小さいのですが、小指のすぐ下のは大きく見た目もちょっと…な感じです。

数は多かったのですが、次女のイボは1ヶ月で完治しました。

ただ、いつ再発するかは分からないので、しばらく様子を見てくださいとのこと。

言われて見ると、小指のすぐ下のイボ跡が少し盛り上がってきているような。

再発だけは勘弁してもらいたい涙。

液体窒素の治療の痛みは?

液体窒素治療の痛みがどのくらいのものなのか、子供たちに聞いてみました。

長女:「痛くて仕方がない。歩けないくらい痛い」

 

次女:「すごく痛い。でも我慢出来ないほどではない」

 

三女:「全然痛くない」

これはイボの形状にもよるのかなと思います。

長女は小指の付け根のくぼんでいるところに、めり込むような形で出来ていたので、芯を取り除くまでにも時間がかかりました。

次女に至っては一度に3つの処置ですから、そりゃあ痛いでしょう。

三女はイボが外側に盛り上がっていたので、健康な皮膚への影響は最小限だったと思われます。

本当に、ぽろりと取れたんです。この子のイボは(^^;)

けれど、やせ我慢も多少はありますかね。

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まとめ

お友達にイボ治療で皮膚科に通っていると言うと、何となく敬遠されてしまうかなと思いつつ、話しの流れで言ったことがあるのですが、

「あら、うちの子供もそれなったよ」

と言う人が結構多いです。

中には液体窒素じゃない治療を選択している人もいました。

液体窒素は痛いと聞いて、子供に痛い思いをさせるのは忍びないということで別の方法を選んだようですが(どういう治療方法だかは忘れました)、これも善し悪しですよね。

痛い思いをしても時間短縮出来た方がいいという人もいれば、時間はかかっても、痛みがないほうがいいという人もいます。

我が家はまさかの子供全員感染を経験しましたが、通院のストレスを考えるとやっぱり液体窒素で良かったと思います。

 

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